今回の調査では、Facebookページに「いいね!」ボタンを押してファンになったあとに、その会社・サービスブランドへのイメージがどう変わったかを調査した。「イメージが良くなった」、「その会社(ブランド)を覚えた」などの好意的な回答は合計6割に達している。
ファンになるきっかけとして、Facebook広告、メールマガジン経由のほか、友だちの「いいね!」「コメント」などのクチコミも有効だ。ファンになったユーザーのうち、購買活動へ移ったユーザーは28.4%で、実際に購入まで至ったユーザーは7.8%。実際に購入に至ったユーザーのうち63.8%は「元々ロイヤリティが低いユーザー」だった。
友達に薦めたい、ファンになりたいFacebookページの特徴として最も大きいのが「キャンペーンの実施」。また、ファンになったFacebookページから何をされると嬉しいと感じるかを聞いたところ、「ちょっとしたものでも良いのでプレゼントが当たると嬉しい」と答えたひとが47.8%と最も多くなっている。企業担当者からのコメントを喜ぶユーザーも3割いることから、ウォール運用でのコメント返信も重要といえる。
これまで日本のフェイスブック利用者は、流行に敏感なWeb 業界・広告業界関係者が多いとみられており、平均友達数は108人だった(facebooknavi調べ)。しかし、今回の調査により、友人数1~10人が56.6%を占め、一般ユーザーが増加し、利用のすそ野が広がっていることが明らかになった。
【調査概要】
調査方法 :インターネットリサーチ調査地域 :全国
調査対象 :20 歳~69 歳の男女
有効回答数 :500 サンプル
調査日時 :2012年2月9日(木)~2012年2月13日(月)
対象者条件 :フェイスブックに会員登録し、Facebook ページに「いいね!」をしたことがある
調査主体 :GaiaX ソーシャルメディア ラボ、株式会社メディアインタラクティブ
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