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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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メールマガジンは直接的な行動喚起、ソーシャルメディアはバズの醸成に効果的【リサーチ】

メールマガジンは直接・即時効果、ソーシャルメディアは話題性・口コミ効果

 企業・ブランドが発信する情報を閲覧した後でとった事のある行動について尋ねたところ、ソーシャルメディアに比べ、メールマガジンを閲覧した後の方が「リンク先に飛んだ」「商品サービスを利用したくなった」「商品・サービスを利用した」「キャンペーンに参加した」といった直接的アクションや購入意向に繋がる割合が高い結果となりました。一方、「ソーシャルメディア上で友人に勧めた」「話題にした」といった他者への拡散については、ソーシャルメディアの方が高く、ソーシャルメディアは友人に勧めたり、話題に上げられやすいという特徴があり、バイラル効果が見込めるメディアである事が伺えます。

 また、「商品やブランドが好きになった」「より詳細な情報を得るために検索した」といった回答については、メールマガジンとソーシャルメディアの間に大きな差が見られませんでした。以上から、ソーシャルメディアは購入意向や購入行動まで直接的には関与しにくいものの、商品やブランドに対する興味喚起や好感度の醸成、ブランディングには、メールマガジンと同程度の効果を持つツールであると考えられます。

メールマガジンではユーザーが期待する情報を配信、ソーシャルメディアでは長期的なコミュニケーションを実現する事が重要

 メールマガジンの解約・継続や、ソーシャルメディア上の企業からの情報配信の解除・継続について尋ねたところ、メールマガジンの解約理由は「配信頻度が高すぎる」が41%と一番高く、次いで「配信されている情報が自分に合っていなかった」(20%)「期待していた内容ではなかった」(30%)「キャンペーン応募・参加の為だけに登録したから」(29%)と続き、全ての項目でソーシャルメディアより高い結果となりました。

 また、メールマガジンの購読を継続する理由は「お得な情報が得られる」(58%)「最新情報が手に入る」(50%)「自分にあった情報が配信されて便利」(44%)等が挙げられ、こちらも全項目でソーシャルメディアより高い値となりました。以上から、メールマガジンは配信内容への期待度が高く期待を外れた内容は解約を促す可能性が高いと考えられます。対して、ソーシャルメディアでは過半数が「解約・解除したいと思った事はない」としており、長期的コミュニケーションを取れる可能性が高いと推察されます。

編集部よりお知らせ

 MarkeZine編集部主催イベントを3月22日に開催します。ソーシャルメディア、ビックデータ、O2Oなど話題のキーワードに関連する講演が多数ありますので、ぜひご来場ください。詳細はこちらへ

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この記事の著者

株式会社アイ・エム・ジェイ R&D室(カブシキカイシャアイ・エム・ジェイ アールアンドディーシツ)

IMJグループ では、デジタルマーケティングに関わる様々な情報を、多様な視点から調査・分析を行い、各種調査レポートを発信しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/03/08 17:00 https://markezine.jp/article/detail/15292

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