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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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あの企業のソーシャルメディア担当者に聞きました!

ZOZOTOWNのソーシャルメディア担当者に聞く、
キャンペーンで集めたフォロワーを真のファンに変えるには

ZOZOTOWNのコンセプトを“街”から“人”へ

Q. これまでどのようなお仕事をされてきましたか?

小高:私は「ZOZONAVI」という全国ファッションショップ検索サービスの立ち上げをきっかけに入社してから、ずっとサービスのプランニングをしていました。「ZOZOPEOPLE」のプランニングをしたり、ファッションニュース配信サイト「ZOZOPRESS」やPC壁紙・携帯待受画像ダウンロードサイト「ZOZOGALLERY」の運用・保守をしたり。「ZOZOTOWN」のユーザビリティ改善や、2年前まではメルマガなどのプロモーションにもかかわっていました。

藤本:去年の4月に新卒で入社して、最初からメディアブロックに配属になりました。「ZOZOPRESS」のコンテンツデザインや文言構成など記事作りを中心にやっていて、今はそれに加えてTwitterで毎日2~3ツイートしています。

菊地:私は中途入社で、入社当初から「ZOZOPEOPLE」の運営に携わってきました。「ZOZOPEOPLE」は担当者が2人いて、私はサブという立ち位置で、コンテンツの更新やサイトの保守・企画などをしています。その後、Facebookも担当するようになりました。

Q. ソーシャルメディア活用を始めた経緯や活用目的を教えてください

小高:2010年11月24日に行った「ZOZOTOWN」のフルリニューアルにあわせてTwitterとFacebookを始めました。それまで「ZOZOTOWN」は“街”を基本コンセプトとしてデザインしていたのですが、もっと“人”を大事にしたデザインへと大きくコンセプトを変更したんです。その時のテーマのひとつが“ソーシャル”でした。

 ファッションに興味がある方々がTwitterや「ZOZOPEOPLE」に寄せたコメントが集まるようなトップページにしたので、我々もソーシャルメディアを使って情報発信していこうというのがソーシャルメディア活用を始めたきっかけです。

「ZOZOTOWN」のトップページ。商品に対するユーザーからのコメントが流れるインターフェイス。
購入完了画面から投稿したものには「お買い上げありがとうございます」の文字が入る。
「ZOZOTOWN」のトップページ。商品に対するユーザーからのコメントが流れるインターフェイス。購入完了画面から投稿したものには「お買い上げありがとうございます」の文字が入る。

小高:Twitterの目的は情報発信。プロモーションやブランディングを重視しています。Facebookは情報共有。お客さまからコメントをいただいた場合には一方通行にならないよう、コメントの返答をきめ細やかに行っています。TwitterやFacebookによって、「ZOZOTOWN」にまだ訪れたことのない方々にもアプローチしていきたいと思っています。

 他方、「ZOZOPEOPLE」はオウンドメディアなので、顧客育成やファン度の向上を目的に運用しています。「ZOZOPEOPLE」を通じて、ファッションや高感度なライフスタイルとの接触機会を増やして、楽しんでいただけたらと。「ZOZOPEOPLE」はファッションの趣味・嗜好やライフスタイルといったインタレストグラフを活用したサービスなので、まったく知らない人たちとつながることのできる場所になっています。「ZOZOTOWN」では洋服しか売っていないと思われがちなのですが、おしゃれなインテリア雑貨や本、コスメなどもたくさん取り扱っているので、“「ZOZOTOWN」って、実はいろんなものが売っているんだ”ということに気付くきっかけにしてもらいたいですね。

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Twitterキャンペーンで、フォロワーが2万人から40万人に

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/04/26 11:00 https://markezine.jp/article/detail/15572

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