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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

あの企業のソーシャルメディア担当者に聞きました!

ZOZOTOWNのソーシャルメディア担当者に聞く、
キャンペーンで集めたフォロワーを真のファンに変えるには

お客様が楽しく見られるか、反応したくなるかにこだわる

Q. ZOZOTOWNでは常時約13万点ものアイテムを掲載されているそうですが、そんなにたくさんの中からどうやって投稿するアイテムを選んでいるのですか?

菊地:基本的には「ZOZOTOWN」のランキングや特集から選ぶことが多いですが、Facebookでは写真を大きく表示できるので、シューズやアウター、インテリアなど、見た目でグッと引きがあるものは新着で毎日チェックしています。

藤本:「ZOZOTOWN」会員の平均年齢は30.5歳。男女比はほぼ半々なので、例えば3ツイートのうち、メンズ:レディースを2:1にした次の日は1:2に変えたり、ユニセックスのものを出したりします。

小高:サイト内の特集企画が決まってECの担当者から関係部署へ情報共有を行う際に、私たちメディアブロックにも共有してもらうようにしています。その過程でブランド様にもTwitterやFacebookで訴求してOKかどうかの確認が入るようになっているので、おもしろいアイテムを作ろうとしていたら、かなり早い段階からキャッチアップできるような体制になっています。

Q. コミュニケーションについてルールや気をつけている点はありますか?

小高:がっちりした運用マニュアルはありません。ブランド名を間違えないなど最低限のことを守ってもらえれば。自分の言いたいことを言うのではなく、お客さまの立場で楽しく見られるか、反応したくなるかというマインドで文言を作るようにと伝えています。

藤本:例えば、ECの部署から「オススメしたい商品をTwitterで告知してほしい」とお願いがあったとしても、お客さまにとってあまり有意義な情報ではないと判断した場合には、社内で話し合ってお断りすることもあります。Twitterで投稿する内容の基準は、お客さまが見たい・知りたいものかどうかという観点で、メディアブロックでコントロールさせてもらっています。

菊地:弊社はたくさんのブランドさんに協力していただきながら投稿しているので、ブランディングにも影響がないよう、羽目を外しすぎず、固くなりすぎず、お客さまとの距離感に気をつけています。

藤本さんオススメの情報源

 『生協の白石さん』(講談社)

白石さんのお客さまに対する返し方のおもしろさやキャラクターが出たお返事の仕方を参考にしています。どうにか私も自分のキャラクターを出しながら、思わずニヤッとしてしまうような粋なお返事ができないかと、白石さんから学ばせてもらっています。

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/04/26 11:00 https://markezine.jp/article/detail/15572

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