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あの企業のソーシャルメディア担当者に聞きました!

ZOZOTOWNのソーシャルメディア担当者に聞く、
キャンペーンで集めたフォロワーを真のファンに変えるには

Twitterキャンペーンで、フォロワーが2万人から40万人に

Q. 昨年末に実施されたTwitter連動キャンペーンについて教えてください

小高:「あなたのZOZOナンバーは何番?今すぐナンバーを取得して100万円分ポイントを狙え!」というキャンペーンで、キャンペーンページにTwitter IDでログインしてメールアドレスを登録するとエントリー順に「ZOZOナンバー」が発行され、その番号の下桁に応じてポイントをプレゼントするキャンペーンです。そのキャンペーンでTwitterのフォロワーが2万人強から40万以上に一気に増えました。

大きな話題となったTwitter連動キャンペーン
大きな話題となったTwitter連動キャンペーン

Q. フォロワーが40万人に一気に増えたとのことですが、キャンペーン前後でフォロワーの反応は変わりましたか?

藤本:やはり、リンクのクリック数やRT数などは顕著に数字に表れています。でもメンションでいただくレスポンスは以前から結構あったので、肌感としてはそんなに変わらないですね。

小高:キャンペーンをきっかけに初めて「ZOZOTOWN」を知っていただいた方も多く、キャンペーン以降はすごく率直な厳しいご意見もいただくようになりました。これが逆にありがたいんです。「ZOZOTOWN」をご愛顧いただいているファンの方からの応援はもちろん嬉しいのですが、ファンの方とはまた違った視点で率直なご意見をもらえるようになったのは、とても価値があると思っています。

Q. TwitterとFacebookでは投稿する内容も分けているのですか?

菊地:それぞれの媒体でファンになってくださるお客さまの趣味・嗜好が微妙に変わってくるんです。Facebookは20代~30代が中心で男性が若干多いため、掲載するコンテンツや文言もギークなものに寄せたり、オシャレで感度の高いものよりはもうちょっとマニアックなものにしたり、たまに絵文字を使ったりして、親近感をもっていただけるように意識しています。

藤本:Twitterは文字数が限られているので、最初に打ち出す文言をすごく引きのあるものにしたり、人気アニメや著名人の名前を入れたコラボアイテムを紹介したりしています。あとは担当者である私のキャラクターを出した【ふじもと気になるアイテム】というシリーズを作っていて、本当に自分が欲しいアイテムを紹介することも。URLや画像を貼るとテキストが短くなってしまうので、なるべく文字だけで興味を持っていただけるよう心がけています。限られた文字数の中で、お客さまにどれだけおもしろいと思っていただけるかということには、すごくこだわっています。

小高:Twitterは自分のタイムライン以外に、ツイート検索も大きな導線だと思っているので、人気アニメや著名人などの情報をウォッチしている人の目にも止まるよう、検索されやすい表記を使うようにしています。Twitterの方がFacebookよりもフォローが外されやすいですし、特にTwitterにはキャンペーンをきっかけとしたフォロワーが多いので、販促よりもまずは楽しく見ていただける内容にしています。

Twitterでは藤本さんという一人の女の子のキャラクターを大事にしている
Twitterでは藤本さんという一人の女の子のキャラクターを大事にしている

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お客様が楽しく見られるか、反応したくなるかにこだわる

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/04/26 11:00 https://markezine.jp/article/detail/15572

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