Doller Thriftyはディスプレイ広告で予約者の来店率をアップした
初日のジェネラルセッションでは大手レンタカー会社Dollar Thrifty Automotive Group(DTG) のDirector of eMarketing サンディ・マーティン氏が、Responsys Interact Suiteを使ったディスプレイ広告による「リレーションシップ・リターゲティング」の事例を紹介した。
レンタカー会社では予約者が実際に店頭で車を借りてくれて初めて売り上げが発生するが、予約者は必ず来店してくれるとは限らない。常に良い条件を探して複数のレンタカー会社に予約をしている人も多いし、予約を忘れることもある。


来店率を高めるために、DTGではこれまでもピックアップ予定日の2日前にリマインドのメールを送信する「eMinder」というプログラムを実施していたが、昨年からそこにディスプレイ広告の配信を加えた。新しい「eMinder」プログラムでは予約者に対してピックアップ予定日の7日前から自動的にディスプレイ広告を配信し、2日前にリマインダーメールを配信している。
ディスプレイ広告では「Rapid Rental(SM)」という、よりスムーズに車をピックアップして返却できる付加サービスを訴求しているため、既に予約している顧客にとっても意味があるわけだ。

下がResponsys Interactのプログラム設定画面。長方形の枠がそれぞれメールやディスプレイ広告の配信を示している。これらを直接動かしてプログラムを設定する。

この「eMinder」プログラムの改良によってピックアップレート(予約者が実際に来店して車をピックアップする割合)が22%改善し、プログラムのROIは47倍にもなったという。