SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

Responsys Interactレポート

ディスプレイ広告もCRMの視点から活用~ディスプレイ広告の未来


Doller Thriftyはディスプレイ広告で予約者の来店率をアップした

 初日のジェネラルセッションでは大手レンタカー会社Dollar Thrifty Automotive Group(DTG) のDirector of eMarketing サンディ・マーティン氏が、Responsys Interact Suiteを使ったディスプレイ広告による「リレーションシップ・リターゲティング」の事例を紹介した。

 レンタカー会社では予約者が実際に店頭で車を借りてくれて初めて売り上げが発生するが、予約者は必ず来店してくれるとは限らない。常に良い条件を探して複数のレンタカー会社に予約をしている人も多いし、予約を忘れることもある。

 来店率を高めるために、DTGではこれまでもピックアップ予定日の2日前にリマインドのメールを送信する「eMinder」というプログラムを実施していたが、昨年からそこにディスプレイ広告の配信を加えた。新しい「eMinder」プログラムでは予約者に対してピックアップ予定日の7日前から自動的にディスプレイ広告を配信し、2日前にリマインダーメールを配信している。

 ディスプレイ広告では「Rapid Rental(SM)」という、よりスムーズに車をピックアップして返却できる付加サービスを訴求しているため、既に予約している顧客にとっても意味があるわけだ。

 下がResponsys Interactのプログラム設定画面。長方形の枠がそれぞれメールやディスプレイ広告の配信を示している。これらを直接動かしてプログラムを設定する。

 この「eMinder」プログラムの改良によってピックアップレート(予約者が実際に来店して車をピックアップする割合)が22%改善し、プログラムのROIは47倍にもなったという。

次のページ
ディスプレイ広告をEメールのように配信する

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
Responsys Interactレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

岡本 泰治(オカモトヤスハル)

 株式会社ディレクタス 代表取締役。リクルートを経て、ディレクタスを設立。数多くの大手企業のeCRM及びEメールマーケティングの戦略を立案し実行を支援。現在は複数チャネルを横断したクロスチャネル・マーケティングのためのコンサルティングとCCCMなどのツール提供、運用支援を行う。著書に『BtoC向けマーケティングオートメーシ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2012/10/25 18:03 https://markezine.jp/article/detail/15639

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング