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ガラケーからの広告予算シフトが始まったスマホ広告
ガラケー広告との共通点・違いを探る

広告接触が25回を超えるまで、ほぼ同水準のCTR

 とはいえ、まだスマホは普及途上。大都市圏を中心に広まっているため、都道府県別のインプレッション数は東京が全体の約75%を占め、残りは首都圏・大阪圏の道府県が1~2%ずつでそれに続く形だ。

 「ただ東京のユーザーは、それほど広告反応率が高いわけではありません。スマホ広告を見慣れているので、反応が鈍化しているのかもしれません。地域別のCTRで見ると、高知・佐賀・三重が非常に高くなっています。スマホを最近購入したフレッシュなユーザーの多い地域の方が、良い結果が出ているようです

 またGoogleによる2012年1~3月の調査では、スマホのOSシェアはiOS:Android=39%:55%となっている。Bypassの配信先としてはややAndroidに寄っていて、インプレッション数はiOS:Androidで約1:3。CTRで比べると、Androidの方が明らかに高い実績が出ている。

 興味深いのは、フリークエンシー別CTRの推移。同じ広告を何度も見せているとCTRは早い段階から下降し始めると予想していたが、確かに8度目ごろから少し下がるものの、本格的に下降トレンドが現れるのは25回目以降。ユーザーが広告を見飽きるまで、意外と長い時間が掛かっているのかもしれない。

CVRはガラケー有利だがARPUを見るとスマホが勝る

 ここまで取り上げてきたデータを見る限り、エリアの偏りこそあれ、広告利用動向はガラケーとスマホで大きく変わりないように見える。だが広告をクリックした先には、大きな違いがあると岡部氏は指摘している。

 「デジタルコンテンツを提供するようなコンテンツプロバイダーさんに関しては、広告クリック後、会員登録・商品購入するまでの導線は、実はガラケーの方が簡単です。現状、スマホの方がCVRの低いといったお話もお聞きしますがスマホの方が1ユーザー当たりの売上高(ARPU)がガラケーより高いようで、CVRが下がった分をARPUの上昇分で十分にカバーできているそうです

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この記事の著者

中嶋 嘉祐(ナカジマ ヨシヒロ)

ベンチャー2社で事業責任者として上場に向けて貢献するも、ライブドアショック・リーマンショックで未遂に終わる。現在はフリーの事業立ち上げ屋。副業はライター。現在は、MONOistキャリアフォーラム、MONOist転職の編集業務などを手掛けている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2012/07/23 17:55 https://markezine.jp/article/detail/15794

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