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アクセス解析徹底活用ガイド

モバイルアクセス解析ツール開発者のつぶやき「モバイル上でページ遷移を追跡するためには?」


勝手サイトのユニークユーザーはわからない

 ですがまだ足りません。あるキャリアの非公式サイトではユーザを特定する情報は取得できません。よって補足的に、クリックストリームを生成するための情報も必要になります。そこで、「PHPSESSID」などのセッションIDを使用して、クリックストリームを生成します。

 このあたりからシステムの仕様としても、「売る」際の説明にしても苦しくなってきます。また、読んでいるかたも話が複雑になってきたと思いますので下記のように整理をしてみます。

ユーザ識別子を取得できるか?
公式サイト 非公式サイト
A社 取得できる(※1) 取得できない(※2)
B社 取得できる 取得できる
C社 取得できる 取得できる

※1:マジックワードを記述した場合のみ取得できます。
※2:取得できないので、セッションIDを利用します。

 そこで、「うちは勝手サイトなんだけど、ユニークユーザはわからないの?」という方。残念ながら、答えはYESです。通常はどのアクセス解析ツールを利用してもできません。この辺はベンダーによっては、カタログスペック上明記していなかったり、訪問者数とは言わずに、訪問数と言ってみたりといろいろと工夫しているのが実情です。

 お客様個別のカスタマイズを行うことで可能になる場合もありますが、ASPサービスを利用し、かつお客様サイトに手を加えずにできるほど一般的な方法は存在しないと思います。もし、やりたい人は、私に相談してください。この記事が世にでるころには、何とかなっているかもしれません。

 次回はモバイルアクセス解析において「どの方式でアクセスログを収集すればよいのか」をお伝えしていければと思います。

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この記事の著者

志村 正博(シムラ マサヒロ)

2005年9月にデジタルフォレストに入社以来Visionalistモバイルアクセス解析の開発に従事し、いつの間にか中心メンバーに。今や、モバイルは私のミドルネーム!というくらいハマッてます。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/08/20 03:39 https://markezine.jp/article/detail/1611

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