現状でお薦めなのは、Webビーコン式
アクセスログ方式
これはアクセスログさえあればOKなので一番手軽にはじめられそうですが、さにあらず。ASPサービスを利用する場合は、何らかの方法でアクセスログを集計加工するサーバへ転送しなくてはなりません。私の経験では、Webサーバのアクセスログを外部に出せるセキュリティポリシーのお客様はほとんど存在しませんし、通常のアクセスログでは情報が少なすぎて、ページビューがわかる程度の結果しか得られない場合もかなりありました。また、ほぼ100%取得できるはずの2キャリアのユーザ識別子もアクセスログには出力されません。
よって、デメリットは
- 計測精度がよくない(ページビューがわかる程度になることも)。
- 導入が簡単そうに見えるが、実はそうでもない(フリーや、廉価なインストールタイプのものは例外です)。
メリットは
- ダウンロードの件数は正しく取得できます。
私個人の意見としては、ことモバイルに関してはこの方式はあまりお勧めできません。さて、最初の「どの方式が一番よいか?」という疑問について、私どもの基本スタンスという形でお答えさせていただきます。
まずは、一番導入しやすくお客様の手間がかからない方式であるWebビーコン方式を最初にお勧めするようにしています。なぜなら、クイックスタート、スモールスタートはモバイルの基本だからです。
その中で、ポリシー上Webサーバに何かをインストールすることはできないお客様や、大規模サイトを運営しているお客様にはパケットキャプチャ方式を提案させていただいております。みなさんのサイトはどちらにあてはまりますか。