単回帰式を用いて最高気温30℃の時のアイスコーヒーの注文数を予測する
いよいよ、アイスコーヒーの注文個数を予測します。方法は3つ、予測式を手入力する方法、分析ツールの出力結果を参照する方法、FORECAST関数を用いる方法があります。
ここが重要
=FORECAST (X の値, 被説明変数yの範囲, 説明変数xの範)
回帰式が求まったら、xに値を代入してyを予測することができます。ただし、予測できる注文数yは、観測された最高気温xの値の範囲内での利用に留めましょう。
求めた単回帰式 y=11.76x+30.21
よって、最高気温30℃の時のアイスコーヒーの注文個数は、y=11.76x+30.21のxに30を代入することにより推定できます。
予測式を手入力する方法
1. 予測値を表示させたい任意のセルに、「=11.76*30+30.21」と入力します。

2. キーボードの[Enter]で確定すると、予測値が表示されます。

この結果より、最高気温30℃の時のアイスコーヒーの注文個数は約383だと推定されます。
分析ツールの出力結果を参照する方法
回帰式y=ax+bのaとbが分析ツールの出力結果に出力されているので、それらのセルを参照することにより、予測式を手入力する際の入力ミスを防ぐことができます。
1. 回帰式y=ax+bのaは分析ツールの出力結果のセルB18に、bはセルB17に出力されているので、これらのセルを参照します。予測値を表示させたい任意のセルに「= B18*30+B17」と入力します。

2. キーボードの[Enter]で確定すると、予測値が表示されます。

この結果より、最高気温30℃の時のアイスコーヒーの注文個数は約383だと推定されます。 先の手入力の結果では383.16と出力されましたが、小数点以下2桁目の違いは端数処理による誤差ですので、特に気にする必要はありません。
