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初心者向けソーシャルメディアマーケティング入門

初心者向けソーシャルメディアマーケティング実践編[1]
ファンが増えるコンテンツの書き方、投稿の仕方とは


ソーシャルメディアならではのTPOが共感を呼ぶ

 ソーシャルメディアで「いいね!」「コメント」「シェア」「リツイート」などされる内容は、そもそもソーシャルメディアならではTPOに合わせて投稿される必要があります。まず、ソーシャルメディアはマスメディアではないので、一方通行の発信ではいけません。ユーザーの反応には応えること。時にはユーザーの間で盛り上がっていることを拾う等して、ユーザーと向き合ったり、空気感を共有しましょう。

 同じ内容の投稿でも、コメントが入っているか否かによって、ユーザーから「いいね!」やコメントなどがつく率が変わります。コメントにこそ投稿者の人柄が出るため、その部分に共感したり、興味がわいたりするというわけなのです。

 たとえば伊藤ハムのFacebookページでは、キャラクターのハム係長の「こんにちは、ハム係長です。今日は“ノー残業デー”なんですが……。お給料前でとっても厳しいです。ぷふぅ~っ」という投稿には、791件の「いいね!」と64件のコメントという、普段よりも数割以上多い「いいね!」とコメントがついています。

タイムリーで共感できる話題が「いいね!」を促進する

 投稿日は8月22日で一般企業の給料日25日の直前とタイムリーな話題であること、ユーザーが共感できる内容であることを投稿することによって、ユーザーからも多くの反応がもらえたというわけです。この時に、ハム係長のため息をついている画像がついているところや、人柄が出るほのぼのとした語り口調などもポイントです。

 その他、NHK広報局のTwitter(@NHK_PR)のように、ユーザーに「おかん、今日のおやつ何なん?」と言われて「そんなことより、あんた宿題は?」と見事に返したり、「NHK_PRが得意げに3時をお知らせいたします。3時 <(`V´)> だよ!」のような楽しげな口調でやりとりするというのも、親近感がわいていいでしょう。口調や投稿内容は、投稿者のキャラクター設定によって異なるので、自社のイメージや目的に合ったものに設定することをお勧めします。

 なお、ソーシャルメディアにおいてタイムリーなことはとても重要です。ユーザーはソーシャルメディアをリアルタイムに見るため、タイムリーな話題を投稿することで、ユーザーの気持ちにも添うことになるからです。タイムリーさには、話題のニュース、イベント、季節、日時、時間帯等が関係します。

おやつの時間におやつについて投稿するコカ・コーラパーク
オリンピック時期に選手からのメッセージを投稿するANA

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「いいね!」「コメント」「シェア」されるための写真アップ方法

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この記事の著者

高橋 暁子(タカハシ アキコ)

ITジャーナリスト、情報リテラシーアドバイザー。
SNSなどのウェブサービス、子どもの携帯電話利用をはじめとした情報モラル教育、ネット規制、電子書籍などに詳しい。インタビューや取材も得意としている。元小学校教員であり、昨今の教育問題にも詳しい。
本や記事の執筆の他、携帯電話やSNSなどをテーマに講演、セミナー、監修、アドバイザーなども手がける。
著作に「Facebook+Twitter 販促の教科書 」「Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本」「Facebookで就活に成功する本」「仕事を成功に導くFacebook活用術」などのFacebook・Twitter関連本、「電子書籍リーダーをビジネスで使う本」「電子書籍の可能性と課題がよーくわかる本」などの電子書籍関連本、「子どもにケータイもたせていいですか?」などの情報リテラシー本、「仕事ができる・広がる! はじめてのLinkedIn」などのLinkedIn本、「ミクシィをやめる前に読む本」などがある。

・連絡先:aki-akatsuki@nifty.com
・公式サイト:http://akiakatsuki.com/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/10/11 10:18 https://markezine.jp/article/detail/16356

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