ユーザーのセッションをもとに柔軟なセグメンテーションが可能に
Google アナリティクス リマーケティングは、一度ウェブサイトへ訪問したユーザーを、Google アナリティクスで一定の基準で抽出し、抽出したユーザーに対しGoogle AdWords上でタイムリーかつ目的別の広告を掲載することができます。
ユーザーの訪問(セッション)をもとに柔軟なユーザーセグメント(グループ)を作成するわけですが、具体例として、以下のようなユーザーセグメントと広告の組み合わせが考えられます。
・ブログや、広告などからサイトに来訪したユーザーセグメント
→ 再来訪者向けの特典を紹介した広告をリマーケティングで出稿
・サイト内で5ページ以上閲覧したユーザーセグメント
→ 比較検討中のユーザーへスペシャルクーポンなどのオファー広告を出稿
・カートに商品を入れ、一度購入にいただいたユーザーセグメント
→ 2回目の購入を促す広告を出稿
・比較検討のためサイトを訪れたが、1ページしか閲覧しなかったユーザーセグメント
→ 他社との優位性について比較できるページヘ誘導する広告を出稿
今までも、Google AdWordsにリマーケティング機能がありましたが、Google アナリティクスで実現できるほどのユーザーセグメント機能がありませんでした。今回の新機能によって、今までのGoogle AdWordsの設定では実現できなかった、ユーザーセグメントの基準でターゲットを抽出することが可能になります。
Google アナリティクスで実現できるリマーケティングリストの4つのセグメント
実際の機能としては、下記のセグメントを設定したユーザーに広告を掲載できます。特に4つ目のGoogle アナリティクスのアドバンスセグメントで基準を満たしたユーザーのセグメントができる点が注目です。Google アナリティクスの得意分野である多様なユーザーセグメントを活用した広告展開ができる画期的な機能です。
1. ウェブサイトへ訪問したすべてのユーザー。
2. 特定のページ(URL)、ディレクトリへ訪問したユーザー
3. Google アナリティクスで設定した目標を達成したユーザー
4. Google アナリティクスのアドバンスセグメントで基準を設定したユーザー

上の画面は、新規にリマーケティングのリストを作成する画面です。ここでは、正規表現を使った詳細な指定も一部で可能となっています。