SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

「Google Tag Manager」ではじめる解析タグ統合管理

Google Tag Managerのタグ移行作業を徹底図解!
タグの登録、埋め込み、公開まで


STEP 2: タグの登録

 既存の解析タグをコンテナに登録します。AdWordsコンバージョントラッキングタグ、リマーケティングタグ、Google Analyticsトラッキングコードなど、Googleプロダクトのタグはひな形が用意されています。ここでは、代表的な3種のタグの登録方法をご紹介いたします。

Google Analyticsトラッキングコードの登録

 最初にGoogleアナリティクスのアカウントホーム画面から、Webプロパティ番号(UA-XXXXXX-Y)を確認し、控えておきます。

 次に、Google Tag Managerの画面から、作成したコンテナの「サマリー」画面を開き、「新しいタグ」ボタンをクリックします。 

 タグの名前を入力し、「タグの種類」で「Google アナリティクス」を選択します。すると、Google Analyticsタグのテンプレート設定が表示されるので、「ウェブ プロパティ ID」フィールドに先ほど控えたWebプロパティ番号を入力します。

 入力後、「タグを配信するルールを追加」ボタンをクリックして、このGoogle Analyticsタグを実行する条件を設定します。Google アナリティクスのページトラッキングタグは基本的に全ページで実行するかと思います。このような場合は、「既存のルールから選択」を選択して、「すべてのページ」ルールを使用します。

 最後に「保存」ボタンをクリックし、設定を保存すれば、Google Analyticsトラッキングコードの移行は完了です。

※ 本記事執筆時点では、Google Analyticsトラッキングコードのうち、基本的なもの(ページビュートラッキング・イベントトラッキング)のみ、テンプレートでサポートされています。これら以外のものを使用する場合、「タグの種類」で「カスタムHTMLタグ」を選択して、カスタムトラッキングコードを登録します。

AdWordsコンバージョントラッキングタグの登録

 まず、AdWords管理画面から、コンバージョントラッキングタグを取得します。 

※画像をクリックすると、拡大表示します。

 このとき、「google_conversion_id」と「google_conversion_label」の2変数の値を控えておきます。次に、Google Tag Managerの画面から、作成したコンテナの「サマリー」画面を開き、「新しいタグ」ボタンをクリックします。 

 タグの名前を入力し、「タグの種類」で「AdWords コンバージョン トラッキング」を選択します。すると、AdWordsコンバージョントラッキングタグのテンプレート設定が表示されるので、先ほど控えた「google_conversion_id」と「google_conversion_label」の値を入力します。 その際、「"」は入力しないようにしてください。

 入力後、「タグを配信するルールを追加」ボタンをクリックして、このAdWordsコンバージョンタグを実行する条件を設定します。コンバージョントラッキングですので、通常は特定のページ(注文完了や問い合わせ完了ページ)が表示された時にタグを実行します。このような場合は、「新しいルールを作成」を選択して、タグを実行する条件を新規登録します。 

 特定のURLでタグを実行するときは、「条件を指定してください」で「url」「等しい」を選択し、ページのURLを設定します。「等しい」は完全一致の場合にタグが実行されますが、他にも「含む(部分一致)」、「前方が一致」、「最後が一致」、「正規表現に一致」が設定できます。また、「含まない」「一致しない」を選択すると、上記の一致の逆の条件を設定できます。

AdWordsリマーケティングタグの登録

 AdWordsコンバージョントラッキングタグ同様、AdWords管理画面からリマーケティングタグを取得します。 

※画像をクリックすると、拡大表示します。

 このとき、「google_conversion_id」と「google_conversion_label」の2変数の値を控えておきましょう。次に、Google Tag Managerの画面から、作成したコンテナの「サマリー」画面を開き、「新しいタグ」ボタンをクリックします。 

 タグの名前を入力し、「タグの種類」で「AdWords リマーケティング」を選択します。すると、AdWordsリマーケティングタグのテンプレート設定が表示されるので、先ほど控えた「google_conversion_id」と「google_conversion_label」の値を入力します。

 入力後、「タグを配信するルールを追加」ボタンをクリックして、このAdWordsリマーケティングタグを実行する条件を設定します。コンバージョンタグ同様に、実行条件を設定します。

※タグの実行条件について、ここでは簡単な2種類の方法を紹介しましたが、正規表現を使用したり、Webページ内の要素についての条件式を記述したり、Webページから発生するイベントを指定したりと、実に柔軟な設定が可能です。これは、Googleのプロダクトならではの特徴といえます。

次のページ
STEP 3: サイトへのコンテナタグ埋め込み

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
「Google Tag Manager」ではじめる解析タグ統合管理連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

金森 和紀(カナモリカズキ)

金森 和紀 (NRIネットコム株式会社 システムエンジニア)

野村総合研究所グループ、NRIネットコムのシステムエンジニア。2010年に新卒入社後、ECサイトなどのWebシステム開発担当を経て、現在は主に大手企業のクライアント向けにGoogle Analyticsの導入コンサルティング・設計・実装・運用...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2012/10/24 14:45 https://markezine.jp/article/detail/16598

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング