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「インバウンドマーケティング+CRM」を実現するSynergy!360でマーケティング新時代を切り拓く

設計

 コミュニケーションデザインとは、企業と消費者の目指す関係性(ゴール)に対するアウトライン設計のことであり、メディアプランニング(広告/PR)・クリエイティブプランニング・CRMといった手法を用いた“空気づくり&場づくり”を適切に行うための羅針盤のようなもの。これからの時代で特に重要なのは空気づくりの部分。お客さまが自然と自社の言葉や文化に触れ、正確な情報を受け取れるよう、キュレーションすることが求められる。

 一方、場づくりで重要なのは、自社から発信する情報に外部性を加えることである。そのために有効なのは、外部性のある自社メディア(自社コミュニティなど)を作り、顧客のステージに合わせていろんな情報を流通させていくことだ。外部性を加えることで、情報に信憑性を持たせることができる。ここにたどり着くには、時間が必要であり、設計が重要な役割を果たすことを忘れてはならない。

コミュニケーション

 我々が最も重要だと考えるのは、単発のコンバージョンに至るまでのROI(Return On Investment)ではなく、最終的なLTV(Life Time Value)の評価である。集めたお客さまがどこまで成長したのか、自社にとってLTVが高いお客さまかどうなのか、そこまで知ることがCRMの活動となる。最終的なLTVの評価からさかのぼって、コミュニケーションデザインやクリエイティブをチューニングしていくことで、「設計~集客~顧客化~優良化」までの消費者とのコミュニケーションプロセスを、データとして切れ目なくわかるようなシステムを作っていきたい。

 とはいえ、アウトバウンドがなくなり、インバウンドへ完全移行するという話ではなく、もちろんアウトバウンドも有効な手段としてあり続ける。しかし、これからはインバウンドの概念を取り入れて、自社にとって有効なコンテンツを大量かつ高速にインターネット上にあげていくことが、マーケターには求められる。

 「我々のサービスは、システムでできる部分と、いろんなパートナーに協力してもらわないといけない部分がある。クリエイティブコンセプトを考えたり、コミュニケーションデザインをしたりする部分はまさに後者だ。システムで対応できる部分については、Synergy!360とiNSIGHTBOXを使って実現していく。最終的には、今回ご紹介したように、集めたデータから本来やるべき活動へとさかのぼっていくことを、高速に繰り返し行えるような一連のサービスを提供していく予定だ」と田代氏は語り、プレゼンテーションを締めくくった。

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/11/07 11:26 https://markezine.jp/article/detail/16646

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