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Facebookマーケティングマネージャーが解説する「Facebookブランディング」入門講座

成功したFacebookキャンペーンを分析!(事例その3)
Why Care, Why Share: 日本発の事例から学ぶ、生活者が参加し、共有したくなるコミュニケーション

"Why Care ?" と "Why Share ?"を見事にクリア

 ラジオ番組のオンエアが平日22時からということもあり、「星がきれいな夜に聴きたい曲!ナンバーワンは?」、「恋人と別れた夜に~究極の泣き歌~」「夜ジョグ(ジョギング)のテーマ曲」「(涙)残業が終わらない夜の応援歌」など 夜がテーマの設問が多かったのですが、3か月間で9000以上のリクエストという数が物語るようにたいへん盛り上がりました。

 冒頭でお話した"Why Care ?"(なぜ生活者がその情報に注意を向けたくなるのか?)、そして"Why share ?"(なぜその情報をさらに多くの人に広めたくなるのか?)という2つの設問をクリアする方法を、今回のポカリスエットの事例は教えてくれているように思います。

 一方的な情報ではなく、「こんな時にあなたがリクエストしたい曲は? 」という、 生活者自ら会話に参加ができて、さらにラジオで1位の曲が実際にオンエアされるという仕掛けも相まって、拡散する仕組みになっていたと言えるのではないでしょうか。

日本発の事例はFacebook Studioにまだまだ増えるはず

 Facebook Studioのギャラリーへは、必要資料をそろえれば広告会社からも、広告主からも、投稿できる仕組みになっています。日本企業のFacebook活用は盛んになってきていますし、興味深い取り組みがどんどん増えているように感じています。世界のマーケターも、そういった日本のユニークな事例に触れることで大いに刺激を受けることができるでしょう。今まで皆さんが取り組んだ事例で、これはと思うものがあれば、ぜひとも 投稿していただけるのを楽しみにしています。

 第1回でも紹介しましたが、Facebook StudioではFacebook Studio Awardという賞を用意していて、今年で2回目を迎えます。このアワードは、Galleryにこの1年間で投稿されたケースの中から、「ソーシャルを十分に生かしたユニークな仕組みとなっているか」などの基準で審査され、優れた事例に賞が贈られるものです。来年発表されるAwardに関しては、今年も12月末までにFacebook Studioに寄せられたものが対象となり審査されますので、ぜひ皆さんの腕を振るった素晴らしい事例を、Facebook Studioに出品してください。

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この記事の著者

須田 伸(スダ シン)

須田伸(すだ・しん)
Facebook Marketing Manager

早稲田大学政治経済学部卒業後、1992年株式会社博報堂入社。CMプランナー/コピーライターとして「ACC賞」「日経広告賞」「消費者のためになった広告コンクール」などの広告賞を受賞。 1998年カンヌ国際広告祭ヤングクリエイティブ・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/12/06 11:00 https://markezine.jp/article/detail/16874

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