グーグルは、「モバイルショッパーリサーチ」の結果を発表した。当調査は日本の生活者の購買行動におけるモバイルの役割と影響について調査したもので、2012年7~9月にかけて日本国内で実施した。
モバイル(スマートフォン)利用者のなかで、商品やサービスに関する情報を日常的にモバイルで調べる人は全体の67%。さらに日常的にモバイル上で購入するモバイルショッパーは33%に。また、モバイルショッパーの割合は、女性の若年層でさらに高まることが明らかに。
モバイルショッパーの情報探索行動をより詳細に調べると、レストランや映画館の検索など、地域に関連が強い情報の探索にモバイルがより積極的に使われている。また、その傾向は男性より女性に顕著に表れている。
購入検討期間の長さや検討開始タイミングは、商品やサービスのカテゴリーによって大きく変わる。例えば、旅行予約に関する情報探索が活発になるのは実際の購入の2~3か月前。それに対して、アパレルは購入の2~3日前。レストランにいたっては実際の店舗利用の1時間~数分前に情報探索が活発になる。
モバイルの利用において、スクリーンの小ささに起因する操作上の問題やセキュリティに対する懸念などの課題があることも浮かび上がっている。生活者の購買行動におけるモバイルの重要性がさらに高まる中、スマートフォンやタブレットに最適化したユーザー エクスペリエンスを用意して、確実にユーザーに提供することが、商品・サービス提供者にとって必須となっている。
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