リマーケティングリストの具体例
実務上、各カテゴリのユーザーを分類するには、Google アナリティクス リマーケティング のアドバンスセグメント機能を活用します。以下にGoogle アナリティクスのディメンションおよび指標フィルタ を使ったセグメントの例を挙げます。設定の詳細については、本連載で説明してきましたのでここでは割愛します。
ユーザーセグメント | 条件 |
---|---|
(1)ロイヤルユーザー |
複数の製品ブランドページ(ディレクトリ)を閲覧 かつ インタラクション(コンバージョン)5回以上ユーザー かつ 訪問リピート回数10回以上 |
(2)頻繁/複数ブランド インタラクションユーザー |
複数の製品ブランドページ(ディレクトリ)を閲覧
かつ インタラクション(コンバージョン)5回以上ユーザー
|
(3)頻繁/単一ブランド インタラクションユーザー |
1つの製品ブランドページ(ディレクトリ)を閲覧 かつ インタラクション(コンバージョン)5回以上ユーザー |
(4)複数回/複数ブランド インタラクションユーザー |
複数の製品ブランドページ(ディレクトリ)を閲覧 かつ インタラクション(コンバージョン)2回以上ユーザー |
(5)複数回/単一製品の ブランドサイト インタラクションユーザー |
1つの製品ブランドページ(ディレクトリ)を閲覧 かつ インタラクション(コンバージョン)2回以上ユーザー |
(6)複数ブランド インタラクションユーザー |
複数の製品ブランドページ(ディレクトリ)を閲覧 かつ インタラクション(コンバージョン)ユーザー |
(7)ブランドサイト インタラクションユーザー |
1つの製品ブランドページ(ディレクトリ)を閲覧 かつ インタラクション(コンバージョン)ユーザー |
(8)複数ブランド訪問 ユーザー |
複数の製品ブランドページ(ディレクトリ)を閲覧 かつ インタラクション(コンバージョン)ユーザーを除外 |
(9)単一製品ブランドサイト のみへ訪問したユーザー セグメント |
1つの製品ブランドページ(ディレクトリ)を閲覧 かつ その他製品ブランドページ(ディレクトリ)閲覧ユーザー かつ インタラクション(コンバージョン)ユーザーを除外 |
現在のGoogle アナリティクス リマーケティング機能は、過去7日間のセッションでユーザーをセグメントする点、リマーケティング リストを使用して広告を表示するには、最低100人のユーザーがリストに追加されている必要がある点は、条件としてご注意ください。
今回は、顧客生涯価値を考えた、企業ブランドサイトにおけるリマーケティング活用を考えてきました。次回は、ウェブサイトにおいてさらにGoogle アナリティクス リマーケティングの特性をいかした具体的リマーケティング活用例を解説します。
※ご紹介したリマーケティングの考え方は、あくまで参考案としてご理解ください。サイトの特性により、リマーケティング施策がそぐわない可能性もあります。施策の成功を確約するものではありません。