スマホでのメール利用に関するアンケート調査結果
次に、ディレクタスが独自に実施したアンケート調査結果をご紹介します。
実施概要
- 調査時期:2012年12月
- 調査方法:インターネット調査
- 対象者:企業から配信されるメールをスマホで受信している人
【スマホでメールサービスに登録するメールアドレス】PCメールアドレスの登録が8割を超える
新規に企業のメールサービスに登録する場合、携帯とPCのどちらのメールアドレスを登録するかについて、下記の結果となっています。

「必ずPCメールアドレスを登録する」「PCメールアドレスを登録することが多い」を合わせると8割を超え、「必ず携帯メールアドレスを登録する」は2.9%に留まりました。
メールのスマホ対応を検討する場合には、携帯メールアドレスよりもPCメールアドレスへの対応が優先度が高いと言えそうです。
【企業からのメールを閲覧する端末】88.6%もの人々がスマホとPCの両方でメールを閲覧
では、企業からのメールを閲覧する際には、スマホとPCをどのような割合で使い分けているのでしょうか。

女性のほうがスマホで閲覧する傾向が強いものの、全体として88.6%もの人々がスマホとPCの両方でメールを閲覧しているという結果となりました。企業がPC向けメールを配信する際には、PC・スマホ両方で閲覧されることを想定する必要があります。
【スマホで企業からのメールを受信しているPCメールアドレス】iPhone、Androidともに「Gmailアドレス」がトップ

Androidは初期設定の段階でGmailアカウントを登録する必要があるため、その影響でAndroidユーザーのGmailアドレス利用率が高いものと思われます。
【スマホでPCメールアドレス宛に届いた企業からのメールを見る際に使用するアプリ】iPhoneでは「メール」アプリ、Androidでは「Gmail」アプリ

iPhoneユーザーはiPhoneのプリインストールアプリ「メール」アプリ利用が約4割となりました。Androidについては、Android OSのプリインストールアプリ「Gmail」アプリほか、端末製造メーカーが「Eメール」アプリ、「PCメール」アプリ、「メール」アプリなどをプリインストールしています。
アンケート結果では前者40.1%、端末製造メーカーがプリインストールしている「Eメール」アプリ、「PCメール」アプリ、「メール」アプリなどの合計が41.6%となりました。
iPhoneユーザー、Androidユーザーともに、利用端末にプリインストールされているアプリを利用する方が多いようです。
【スマホでのメール閲読の際に不便だと感じること】何かしら不便を感じているユーザーが約8割

全体では、「不便に思うことは特にない」との回答が、14.8%となり、何かしら不便を感じている回答は、85.2%に上りました。「横にスクロールしないと全体が見られない」、「文字が小さい」などの回答が多く、企業が配信しているメールの多くがスマホには最適化されていないようです。
また「メールが長い」、「テキスト量が多い」という回答も目立っており、スマホではPCと比較し、情報量を抑えて端的に訴求ポイントを伝えるメールが好まれる傾向が推測できます。