モバイルで商品レビューを見ながら店舗で買い物をする消費者
Q、小売りのリテールビジネスにおいて、どうやってオフラインの実店舗とオンラインのマーケティングを組み合わせているのか?

ジョー・メディボウ氏
「リテール、小売りというのは古い業界だ。インターネットが出てくるずっと前、1977年に私たちの会社は始まった。
それがオンラインでのダイレクトビジネスが出てきたことで、オフラインとオンライン、二つの世界に別れてしまった。
しかしながら、ブランドと関係を築いているカスタマーにとっては、オンラインもオフラインも関係ない。彼らはみんなモバイルを持っていて、店舗の中でも私たちのサイトの商品レビューを読みながら買い物をしている。
つまりオンラインとオフライン、非常にシンプルなかたちで、顧客とのタッチポイントを増やし、顧客とつながっていく必要がある。
私としては顧客が商品を購入するのがオンラインでも店舗でも、モバイルでも関係ない。そこまで行きたいが、チャネル同士の争い、リアル店舗とECの戦いのようなものがあったことは否定できない。だから私たちとしては、全てのチャネルをカスタマー中心に考えていく必要がある」(ジョー・メディボウ氏)
いま、一番大きなビジネスチャンスはレスポンシブデザイン
Q、今年のデジタルで行う一番大きな目標は何か?

ロブ・ロイ氏
「私たちは今、もっとデジタルチャネルを広げようとしている。というのは、今や新規顧客のの3割はオンライン、モバイルからやってきているからだ。そこに投資することで、私たちはもっと多くのお金を生みだすことができるだろう。
そこでレスポンシブデザインに力を入れていく。いま一番大きなビジネスチャンスだと思う。スクリーンサイズが異なる時にコンテンツをどうやって管理するか、これがいま大きな問題になっている。
デスクトップ時代であればこのままでよかったが、スクリーンも小さいから適切なサイズを考えなくてはいけない。柔軟性が大事だ」(ロブ・ロイ氏)