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レンタルサーバー徹底活用ガイド

業界の雄が考える次の一手とは?~リリース間近!「nonstop-VPS」に迫る~


手取り足取りの充実したサポート

 at+linkの大きな特徴である充実のサポートについても是非、触れておきたい。at+linkではサーバにオリジナルマシン(他社機の選択も可)を提供している。「ニーズにあわせた最新スペックのマシンが提供可能なだけでなく、ハードウェアの障害時にも、そのマシンを最も熟知する自社の技術者が復旧に当たり、予備機や保守部品のストックが利用できるというメリットがあります。障害復旧後のOSインストール、バックアップデータによる復旧なども一貫してat+linkが担当するため、問題解決からサービス再開にかかる時間の最短化が可能です」(岡田氏)。

 サポート体制は90名以上の正社員によって構成され、24時間365日の迅速なフルサポートを実現。ユーザーの問い合わせに常時対応できる体制を構築・維持すると共に、単なる数値では測れない手取り足取りのサポート姿勢を追求し、信頼性を高める努力を常に続けている。100台を超える大規模なユーザーからも強く支持される所以だ。

 また、at+linkでは、このほどユーザーの導入をより容易にする「初期費用カンタン分割払いプラン」 の提供を開始した。分割の対象となるのは、マシンとオプションサービスの初期費用総額で、分割払い手数料は月々わずか1%で済む。支払回数も、12回・24回・36回の3種から選択可能としている。これにより、冗長構成やNAS、ハイパフォーマンスマシンといった構成を必要とする場合の初期負担が軽くなる。もちろん、通常のサービス同様に利用期間の拘束も一切ない。コストや時間のかかるリース手続きがネックとなって専用サーバの利用に二の足を踏んでいたユーザーにとっては、ちょっとした朗報となろう。

上位ユーザーに向けたノンストップVPSサービスも登場

「新しい位置づけのVPSサービスを目指す」と眞神氏。

 専用サーバ・サービスのコンセプトリーダーとして知名度の高いat+linkだが、今年12月より新しいサービスとして「nonstop-VPS」を追加する。VPS(Virtual private server=仮想専用サーバ)は、物理的な1サーバ上で仮想のサーバを複数設定するもので、一般には共用サーバと専用サーバの中間に位置する低料金サービスとされている。これに対してnonstop-VPSは、「対象は従来の専用サーバサービスの利用者の中で、より高い信頼性や柔軟な拡張性を必要とするユーザーに向けてのサービスと位置付けています」(取締役営業部長・眞神克二氏)。

 具体的に想定しているのは、会員募集や登録キャンペーンなどを実施することで、通常の数倍ものアクセスが短期間に集中するといったケースへの対応だ。

 眞神氏は「短期間のアクセス集中に対応する場合、サーバの台数を追加して対応するのでは、あらかじめ追加するサーバのスペースをラック内に確保しなければならないなど効率が悪く、システム構成の設定や最適化にも時間がかかります。これに対し、nonstop-VPSでは、使用していないリソースを一時的に割り当てて、処理能力をアップしたり、既存環境よりスペックの高いサーバに、ほぼ無停止で環境を移設(ライブマイグレーション機能)したりすることが可能になります。さらに、高速のストレージ・ネットワークとサーバ群を接続することで、ストレージからのOSブートなど、拡張性の大幅な拡大、高い信頼性と柔軟性が実現します」と説明する。

nonstop-VPSの概念図。処理が溢れた場合はプールサーバのパフォーマンスを利用する。

 従来、OSのバージョンアップには別のサーバ機を用意して、旧OSのサーバからデータを移行する必要があったが、VPSでは新・旧の環境を同一サーバ上に作って検証できる。ハードウェアの障害対応でも、メインサーバとあらかじめ用意した予備サーバに共有ディスクを接続し、そこに仮想サーバを定義しておけば、障害発生時には仮想サーバを予備機で立ち上げることで、素早いリカバリが可能だ。

 現在、サービス価格については検討中とのことだが、コンセプトリーダー、プライスリーダーを自負する同社だけに、決して期待を裏切らない価格で提供されることだろう。

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この記事の著者

木村 春生(キムラ シュンセイ)

コンピュータ・ニュース社(現BCN)記者を経て、フリーランス。主にIT分野におけるビジネス関連記事を寄稿。得意分野はサーバ/ストレージ、セキュリティ、BI(ビジネス・インテリジェンス)など。システム導入事例の取材が多い。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/09/21 12:00 https://markezine.jp/article/detail/1747

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