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刺さらなければ広告じゃない! WebマーケッターのためのDirect Marketing講座

「人を動かす」戦略デザインのススメ~結果の出るDRM戦略事例Ⅱ


DMだっていろいろ

 クライアントは日本HP(日本ヒューレット・パッカード株式会社)。ご存知の通り、グローバルなコンピュータメーカーです。今回のDMは、同社のワークステーションを販売することが目的であり、このDMを先行して送ってテレマ部隊がフォローするという手法でした。

 とにかくユニークなのは、その形。フロッピーのジャケット部分が封筒になっているだけでなく、ここでは見えませんが、宛先シールがフロッピーによく貼ってあった整理シールのイメージになっているのです。おまけに、ブローシュアの一部がスリットから覗ける凝りよう。実物を見れば、思わず手にとってみたくなる代物なのです。

 封筒を開けると、出てくるのがフロッピー…ではなく、フロッピーを模し、表と裏に両面印刷されたブローシュアです(スリットから覗ける面の色味は、もちろん実物のフロッピーをイメージしたダークカラーになっています)。

 中身はこれだけですが、円形に切り取られ中央に穴の開けられたフロッピー型のブローシュアは、それだけで異彩を放っています。まあ、フロッピーサイズですから情報量が限られるのは当然ですが、後にフォローコールが続くことを考えると、ドアオープナーとしての役割を十二分に果たせるサイズであると思います。

 これが何を模しているのかわかる方ならば、絶対に開けてみたくなるはず。最低でも、ポンとその場でゴミ箱へ…ということはありえないと予測したのでした。

昔懐かしいあの8inchフロッピーを再現!

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刺さり方もいろいろ

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この記事の著者

杉山 実(スギヤマ ミノル)

株式会社 電通ワンダーマン インタラクティブマーケティング部 シニアプロデューサー。Reader‘s Digestを皮切りに外資系代理店、大手出版社で広告制作とダイレクトマーケティング、企画・編集を担当。コンテンツビジネスのJVなどを多数手掛け、マーケティングとデジタル・ソリューションの間を行き来する。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/09/26 10:30 https://markezine.jp/article/detail/1765

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