DMだっていろいろ
クライアントは日本HP(日本ヒューレット・パッカード株式会社)。ご存知の通り、グローバルなコンピュータメーカーです。今回のDMは、同社のワークステーションを販売することが目的であり、このDMを先行して送ってテレマ部隊がフォローするという手法でした。
とにかくユニークなのは、その形。フロッピーのジャケット部分が封筒になっているだけでなく、ここでは見えませんが、宛先シールがフロッピーによく貼ってあった整理シールのイメージになっているのです。おまけに、ブローシュアの一部がスリットから覗ける凝りよう。実物を見れば、思わず手にとってみたくなる代物なのです。
封筒を開けると、出てくるのがフロッピー…ではなく、フロッピーを模し、表と裏に両面印刷されたブローシュアです(スリットから覗ける面の色味は、もちろん実物のフロッピーをイメージしたダークカラーになっています)。
中身はこれだけですが、円形に切り取られ中央に穴の開けられたフロッピー型のブローシュアは、それだけで異彩を放っています。まあ、フロッピーサイズですから情報量が限られるのは当然ですが、後にフォローコールが続くことを考えると、ドアオープナーとしての役割を十二分に果たせるサイズであると思います。
これが何を模しているのかわかる方ならば、絶対に開けてみたくなるはず。最低でも、ポンとその場でゴミ箱へ…ということはありえないと予測したのでした。
