ブラックなブラックボックス! Webプログラミングをする環境はどんなだ
マーケターの皆さんにとって、イマイチ何をやっているのか分からない、ブラックボックスな「実装」について暴いていきたいと思います。
とは言っても、基本的には先述のとおり、設計に従ってプログラムを書く作業がメインです。また、そのプログラムが正しく動作しているかどうかを確認するために、ブラウザを使って挙動を試してみたり、「テストプログラム」と呼ばれるものを記述して、それを実行することで自動的に仕様通りに仕上がっているかなどを確認します。
プログラムを書いたりテストを実行したりする際には、「ターミナル」というソフトを使って操作をします。プログラマの人がいつも覗いている「黒い画面」のアレです。

ちなみにターミナルの色は設定でいくらでも変えることができて、黒じゃなくて真っ白という人もいます。多くの方が黒くしているのは、長時間見ていても目が疲れない等の理由からです。
また、ターミナルと共にプログラムを書くのに「エディタ」を使います。エディタには数多くの種類がありますが、Vimもしくはemacsというソフトを使うのが主流です。それぞれ独特のキー操作がありますが、使いこなすと非常に便利になってきます。ってことで、僕が開発をする際には、主にターミナル・エディタ・ブラウザを行き来して作業をしています。
履歴を見たり、複数での開発に重宝 プログラムのバージョン管理システム
プログラムを書くに当たって、なくてはならない存在がバージョン管理システムです。その名の通り、プログラムのソースコードのバージョンを管理してくれます。
例えば、プログラムを過去の状態に戻したり、変更履歴を見たりすることができます。また、複数人数での開発をしている場合それぞれのコードを、修正点や加筆点を反映して、いい具合に組み合わせてくれます。コードはサーバー上に保存することがきるので、新しい環境でプログラムを複製して取得するのにも便利です。
以前はSubversionが主流でしたが、現在ではGitと呼ばれるバージョン管理システムが多く使われています。
緊急度など分類に便利 チケットを活用した開発
チケットとはプログラム開発において、実装すべき点を細かく分けてタスク化させたものを言います。このチケットをベースとして、プログラムを作成する手法を「チケット駆動開発」と呼びます。
全てのWebエンジニアがこの手法を採用しているわけではもちろんないのですが、皆さん似たようなことをチケットと呼ばなくとも、していると思います。チケットを管理するシステムによっては、緊急度や担当者、カテゴリーなどをチケットの属性に持たせることができて分類するのに便利です。
ブラウザで管理できるシステムには、ASP型のBacklogやインストール型のRedmineなどが有名です。
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