こんにちは!ゆーすけべーです。「企画するなら知っておけ!マーケター向けのWeb技術のキホン」と題した連載の3回目を書かせていただきます。
前回は「静的サイトの成り立ち」と題し、今から説明する「動的サイト」との違いをハッキリとさせ、Webページを構成する最低限の技術を紹介してきました。どんな話だったか箇条書きにすると以下の通りです。
- 動的サイトと静的サイトの違いをWordPressとMovableTypeで比較
- HTMLとCSSとJavaScript、それぞれ役割を解説
- CSSはHTMLを装飾し
- JavaScriptはHTMLを動的に変化させる
さて、前回の静的サイトに対して、今回は動的サイトの成り立ちやどんなことをしているのかなどを紹介していきます。
裏でプログラムが動くのが「動的サイト」
普段、我々が何気なく使っているいわゆる「Webサービス」は、ほとんど動的なサイトであると言っていいでしょう。FacebookやTwitterはもちろんのこと、クックパッドからソーシャルゲーム、そして僕が現在進行形で開発中の「ボケて(bokete)」も動的サイトであると言えます。
これらのサイトでは、リクエストごとにサーバ側のプログラム、つまりWebアプリがHTMLを含むページ要素を動的に生成し、レスポンスとして返却しています。また、Webブラウザで見るサイトだけではなく、iPhoneやAndroidアプリでも、サーバ側と連動するものは裏側でWeb APIと呼ばれるシステムが動いています。Web APIも広い意味ではWebアプリの一種です。
Webアプリがサービスの裏側で動いているのを体感できる例としては、Twitterがあります。Twitterでは、ログインするユーザーによって表示されるタイムラインがそれぞれ違いますよね。これは、ログイン処理からタイムラインのツイートを引き出すところまで、Webアプリが面倒を見ているために可能になります。
静的サイトでも、JavaScriptや最新のブラウザ機能を使い、頑張ればある程度似たようなことはできるかもしれません。しかし、規模が少しでも多かったり、情報をサーバ側のデータベースに格納したり引き出したりするような場合は、やはりWebアプリでないと難しいのです。
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