SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

カカオトーク/カカオゲームが韓国スマートフォンゲーム市場拡大をけん引【矢野経済研究所調査】

 矢野経済研究所では、韓国のスマートフォンゲーム(アプリ)市場に関する調査を実施した。本調査におけるスマートフォンゲーム(アプリ)市場は、モバイルゲームのうちスマートフォンゲーム(アプリ)を対象とし、有料アプリ販売やアイテム課金等のアプリ内課金など、ユーザーへの課金金額で算出した。広告収入は含まない。

韓国のスマートフォンゲームの市場概況

 韓国でスマートフォンが発売され普及が進んだ2010年頃から、既存のモバイルゲーム開発企業がスマートフォン向けゲーム開発の展開を開始。これをきっかけに、韓国におけるスマートフォンゲーム(アプリ)市場は立ち上がった。

 そして、2012年7月に、韓国最大のユーザーを持つスマートフォンメッセンジャーアプリの「Kakao Talk」(以下、カカオトーク)がゲームサービス(カカオゲーム)をスタートしたことで、市場は飛躍的に拡大。2012年のスマートフォンゲーム市場規模を、前年比79.4%増の7,600億ウォン(事業者売上高ベース)と推計。

 2013年もカカオゲームの勢いは止まらず、それ以外にも海外ゲームタイトルなどの人気も高く、さらに市場は活況を呈している。2013年のスマートフォンゲーム(アプリ)市場規模は、前年比64.5%増の1兆2,500億ウォン(事業者売上高ベース)になると予測する。

カカオトークをプラットフォームとしたゲームの興隆

 カカオゲームは、韓国最大ユーザーを持つカカオトークのソーシャルグラフを背景に、ゲームプラットフォームとして圧倒的な成功を収めた。韓国のスマートフォンゲーム市場は、現在、カカオゲーム一色となっており、中小ゲーム開発企業だけでなく、独自プラットフォームを展開していた大手ゲーム開発企業までが、カカオゲームに参入し再展開を始めている。

 カカオゲームの成功事由としては、まず強力なソーシャルグラフが挙げられるが、サービス開始当初に、パズルやミニゲーム、シューティング、アクションアーケードなどのカジュアルゲーム(簡単な操作でプレイができるゲーム)を中心にラインアップしたことが功を奏した。これまでにゲームをした経験が乏しいノンゲーマーや女性が多数参入し、成功に繋がったと考える。

【調査概要】
調査期間:2013年1~7月
調査対象:韓国のゲーム開発企業、スマートフォンゲームプラットフォーマー
調査方法:同社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

【関連記事】
カカオトーク、世界ユーザー数1億人突破
カカオジャパン、Yahoo! JAPANとの連携事業戦略発表
カカオトーク、ゲームプラットフォーム「カカオゲーム」を日本でサービス開始
ユーザー数昨年比460%成長!スマホのポータルを目指す、LINEの3つの新サービスとは?
LINE事業売上額は97.7億円(2013年4-6月期)~ゲーム課金約5割、スタンプ約3割を占める

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2013/09/12 13:30 https://markezine.jp/article/detail/18461

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング