今後のGoogle対策を考えても、Owned Mediaは重要
SEOの視点からも、Owned Mediaの存在は重要です。
欧米のSEO業界ではよく、「The content is king」(コンテンツこそが最も重要である)と言われます。Googleのペンギンアップデートにより、低質なコンテンツやスパムリンクが廃れるのはもちろん、キーワードの埋め込みやタグ等の技術的な側面以上に、コンテンツの増強も検討されるべきです。
とはいえ、コンテンツといっても、何を書けばよいのかわからないというご相談をよく受けます。セミナー会場でも同じような質問があり、Beckmanは以下3つのポイントをあげました。
- 何について書くか(消費者にとってなんの情報が役立つか)
- 誰が書くか(社内で書くのか、アウトソーシングするのか)
- どの媒体を利用するか(サイト、ブログ、facebook等)
1に関しては、シンプルに企業として消費者に何を伝えたいか、根本的な表題を掘り下げること。その際に、Googleキーワードプランナーなどで関連キーワードを分析しておくことによって、最初からSEOを踏まえたコンテンツ制作が可能になるとアドバイスしていました。
2は、アイディアはあってもやる「人」が決まらない場合です。これについては、アイディアが生まれたと同時に、誰が書くのかを一緒に決めてしまうという方法を勧めていました。
3に関しては、とにかく更新しやすく使いやすい媒体を選ぶことにつきるとのこと。更新が容易であれば、Webに詳しくないライターにアウトソーシングしても、そのままコンテンツをアップしてもらえるからです。
トリプルメディアが相互作用を起こすようなプロモーションを
最後にBeckmanは、それぞれのメディアが相互作用を起こすよう、バランス感覚を持ったプロモーションを考えていくことが重要だと説き、講演を締めくくりました。
このSESイベントについて、拙著『海外SEO SEM』に$100オフのクーポンコードが入っています。次回以降参加される方は、ぜひご活用ください。
本記事で使用した写真は、株式会社ルグラン代表 泉浩人社長より提供いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
