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コカ・コーラをおさえ、アップルが首位に【グローバル・ブランドランキングTOP100】

2013/10/01 11:30

 インターブランドは、グローバルのブランド価値評価ランキング「Best Global Brands 2013」を発表した。

トップ3はApple、Google、Coca-Cola

 今年は、Appleが過去13回連続で首位に君臨していたCoca-Colaを抜き、世界第1位のブランドに輝いた。世界に普及している7,200万台のMacとiPhone、iPadの空前のセールスにより、AppleはCoca-Cola(3位、前年比2%増)から首位の座を奪った。

 第2位には、昨年に続き大幅にブランド価値を高めたGoogleがランクインした。また、今年のBest Global Brands TOP100ブランドの価値の合計は1.5兆ドルとなり、昨年から8.4%ほど増加した。

ブランド価値の増加率上位5ブランドはFacebook、Google、Prada、Apple、Amazon

Facebook(52位、前年比43%増)

 ソーシャルメディアのリーディングブランドであるFacebookは、1年前のIPO以来、ユーザー数を26%増加させ、昨年はウォール街の予想以上に収益とEPSを引き上げることに成功した。特にアジア太平洋地域で大きな成長を遂げ、モバイルユーザー数は昨年比で51%上昇し、モバイル広告は全広告収益の半分以上を占めるに至った。Googleの元エグゼクティブ Gary Briggs氏が同社初のCMOに任命され、Instagramをはじめとした企業買収などを鑑みると、Facebookの更なる成長が期待される。

Google(2位、前年比34%増)

 Android、Gmailといったコアなサービスの進化だけでなく、Google Glassや自動運転車といったイノベーションを続けるGoogleのブランド価値は34%上昇し、Facebookに次ぐ増加率第2位を記録した。検索サービスの域を越え、Googleは今後も世界中の人々の生活に大きな影響を与え続けることが予想される。

Prada(72位、前年比30%増)

 伝統を尊重しながらもイノベイティブで先鋭的なデザインを創り出す絶妙なバランスを誇り、Pradaはブランド価値の増加率でFacebookやGoogleといったテクノロジーブランドに追随し、第3位に。デジタルとリアルなタッチポイントをより効果的に結びつけ、またPrada財団によるアート界へのサポートも相まって、Pradaは顧客とより強固なつながりを持つことに成功している。

Apple(1位、前年比28%増)

 Samsungとの特許闘争、フォックスコンの工場労働条件問題に直面したものの、最もブランド価値を高めたブランドのひとつとして、回復力の高さを証明した。Appleがブランドとしての地位を維持するためには、ライバルであるSamsungのモバイル市場における勢いを制し、自身の強みである「Think different」を決して見失わないことが必要不可欠となるだろう。

Amazon(19位、前年比27%増)

 27%のブランド価値上昇により、本ランキングにおける増加率トップ5入りを果たした。イーコマースにおけるイノベーターであるAmazonは、Google Android devices に包括的なモバイル体験を提供するAmazon Appstoreなどで主導権を握り、競合との差別化を図り続けている。また、独自のTVセットトップボックス、オリジナル・プログラミング、3Dスマートフォンの開発、電子書籍リーダーKindleのラインナップ、食料品の当日配達など、新しいビジネスやサービスを拡大している。

モバイル端末、ソーシャルメディア上のタッチポイントでの成否が明暗を分ける

 ブランド価値を高めた上位5ブランドのうち4ブランドが、テクノロジー関連のFacebook、Google、Apple、Amazonとなった。Samsung(8位、前年比20%増)は、スマートフォン市場でリーディングブランドして確固たる地位を築いているのに対し、かつてはカテゴリーリーダーだったYahoo!やBlackberryがランク外となった。

 そしてNokia(57位、前年比65%減)は、同ランキング史上最も価値を落としたブランドとなり、Dell(61位、前年比10%減)もブランド価値を下げる結果となった。今日、すべてのブランドは、めまぐるしく進化するモバイル端末やソーシャルメディアなど、すべてのプラットフォームとタッチポイントで、シームレスなブランド体験を提供することが成功の必要条件といえる。

アジアブランドのハイライト

グローバルで躍進する韓国ブランド

 アジアのブランドは、昨年と同様に、韓国勢が高成長を維持し、大幅にブランド価値を高めた。世界のスマートフォン市場で30%以上のシェアを誇るSamsungが昨年に続きアジアNo.1ブランドに輝いた。Hyundaiは、洗練されたラインナップ展開とスポーツ・スポンサーシップをはじめとする積極的なブランド投資によって、そのイメージの強化と忠実なファンの獲得を続けている。また、Kiaは、新興国、先進国ともに存在感を強め、独自性の強いデザインで若年層からの支持も集めている。

自動車と家電で明暗が分かれた日本ブランド

 Toyota、Honda、Nissanの自動車ブランドが大幅にブランド価値を伸ばす中、Canon(35位、前年比9%減)、Sony(46位、前年比8%減)、Nintendo(67位、前年比14%減)、Panasonic(68位、前年比1%増)は、いずれもランクダウンし、ブランド価値は微増もしくは減少となった。

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