商品リスト広告って何だろう?
Googleで何かしらのキーワードを検索した時に、下記の図のような商品の写真入りの広告に出くわしたことはありませんか?これは、「商品リスト広告」(Product Listing Ads)と呼ばれるものです。Eコマースの販売促進にリスティング広告を活用している企業であれば、商品リスト広告を一度は検討されたこともあるかと思います。
商品リスト広告は、商品の画像、名称、価格、企業名などの情報を、Googleの検索結果に表示することができる広告フォーマットです。2012年6月に日本で正式公開されてからわずか1年足らずで、Eコマースのリスティング広告では非常に優先順位の高い施策として認知されるようになりました。この急速な普及の背景には、検索している商品の情報を画像や価格情報を付加した状態でユーザーに伝えられることができるため、通常のテキスト広告と比較して情報量が多く、結果として高いクリック率やコンバージョン率が上がるからだと考えられます。
商品リスト広告のメリット
商品リスト広告は、Googleのマーチャントセンターに登録された情報をもとに、自動的に広告が生成される仕組みになっています。よって、商品ごとのキーワードや広告の登録は必要ありません。検索結果の表示順位に関わるオークションは通常のAdWordsとは区別されています。つまり、これまでのAdWordsの検索連動型広告と同様にユーザーの検索したキーワード(検索クエリ)に連動して検索結果に表示されるものの、Googleのマーチャントセンターに商品情報が正確に登録されていれば、個別のキーワードや広告を作成する手間をかけずに、登録された商品を広告することができるのです。
※Googleのマーチャントセンターとは、Google ショッピング、商品リスト広告、Google Commerce Searchで使用する商品リスティングをアップロードするためのツールのこと。
AdWordsと紐付いたGoogleマーチャントセンターのデータは、プロダクトフィルタ(商品フィルタ)を活用することで、商品情報の掲載可否がコントロールできます。加えて、後述するAdWords側で商品ターゲットを指定することによって、商品情報とAdWords側の広告グループを紐付けて個別に入札価格も変更できるなど、検索連動型広告と同様に運用することが可能です。