SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

定期誌「MarkeZine」

第79号(2022年7月号)
特集「TikTok×マーケティングの最前線」

定期誌購読者なら
誌面がウェブでも読めます

マーケティングオートメーションの最新動向を探る

マーケティングオートメーションの新勢力、「Marketo」と「Experian Cross-Channel Marketing Platform」【後編】


 最終回は、デジタルマーケティング専業ベンダー2社の新たな動きを紹介。独自取材を続けてきた谷川耕一氏が、マーケティングオートメーションの現状と課題を分析する。

デジタルマーケティング専業ベンダーも自動化に注力

 この連載の前編中編で取りあげてきたオラクル、セールスフォース・ドットコム、IBM、アドビ システムズの4社は、さまざまなソフトウェアを提供する大手総合ITベンダー。彼らにとっては自社のさまざまなソリューションの中で、注力する分野のひとつがデジタルマーケティングでありマーケティングオートメーションということになる。

 それに対し、今回取りあげるマルケトとエクスペリアンは、デジタルマーケティングの専業ベンダー。彼らが展開するマーケティングオートメーションの強味はどこにあるのだろうか。

2014年、日本に上陸したマルケト

 マルケトが米国で創業したのは2007年、当時はまだマーケティングオートメーションという言葉はなかったかもしれない。マーケティングや営業担当者の日々の業務を支援するソフトウェアを提供するところから、同社のビジネスは始まった。WebやGoogle検索といったデジタルチャネルを活用し、Eコマースのビジネスなどでマーケティングやセールス活動を支援する。昨今ではソーシャルネットワークやモバイル端末などの新たなデジタルチャネルも活用し、企業の成長に寄与するサービスを展開している。

 マルケトには、すでに世界36か国3,000社を超える顧客がいる。この実績からガートナーのリサーチ「マジック・クアドラント」では、CRMリード管理市場の2012年、2013年のリーダに位置づけられた。さらにユニークな評価としては、Salesforceユーザーによる投票でマーケティングのベスト・アプリケーションに2012年まで5年連続して選ばれている。

 このようにマーケティングオートメーションの世界市場で先行するマルケトだが、日本への本格進出はこれから。2014年3月に電通イーマーケティングワンおよびベンチャー投資会社のサンブリッジから共同出資を受け、日本法人を設立し活動を開始したばかりだ。

マーケッターによるマーケッターのためのツール「Marketoプラットフォーム」

 マルケトがSaaSで提供しているソフトウェア「Marketo」は、統合的なデジタルマーケティングを実現するツール群で、企業マーケッターの日々の業務に必要な機能(予算管理機能など)を備えている。その結果としてマーケティングオートメーションに必要なものも網羅している点が特長だ。

 メールマーケティングを行いたい、実施したマーケティング活動のROIを計りたい、ランディングページを作りコンバージョン率を上昇させたい。マーケッター個別のニーズを満たしながら、複数のデジタルマーケティング活動を実現するSuite製品の形でも導入できる。もちろん一度にすべてを導入しなければならないわけではない。

 最初はメールマーケティングから入り、キャンペーンマネジメントを実施し、さまざまなコンタクトポイントを追加して情報発信を最適化するといったように、徐々に発展をさせることが可能だ。このように個別ニーズから始め、高度なデジタルマーケティング要求までをカバーしているのが「Marketoプラットフォーム」ということだ。

 各ツールの開発においては機能や性能の高度化はもちろん、常にマーケッター視点を忘れていない。たとえばメール配信するタイミングや対象を現場のマーケッターはどう考えるのか、その考えを実現するための機能をどう実装すればいいかを重視し、開発された「マーケッターによるマーケッターのためのツール」である。

「Campaign Smart List」と「Opportunity Influence Analyzer」の画面
「Campaign Smart List」と「Opportunity Influence Analyzer」の画面

 したがって、マーケッター自身の手で設定し実行、運用できる使い勝手の良さもツール開発のコンセプトとなっている。この点が他社の顧客管理やメールマーケティングを発展させたマーケティングオートメーション・ツールとは異なるところだとマルケトは主張する。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
「Marketing Nation」というエコシステム

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
マーケティングオートメーションの最新動向を探る連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

ブレインハーツ取締役。AI、エキスパートシステムが流行っていたころに開発エンジニアに、その後雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダの製品マーケティング、広告、広報などを経験。現在は、オープンシステム開発を主なターゲットにしたソフトハウスの経営とライターの二足の草鞋を履いている。DB Online チー...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2015/06/18 16:01 https://markezine.jp/article/detail/19888

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング