販売に直結する内容は安定して利益につながる
ここで、メルマガでメッセージを送るのと、Facebook広告で顧客にリーチするのは何が違うのかをたずねたところ、「メルマガでは訴求するメッセージは、やはりキャンペーンなど販促の色が強くなってしまいます。Facebook広告においても、販売に直結する内容のほうが効果が安定しておりますが、ニュースフィードという場の特性上クリエイティブの重要性は常に意識しています。その一方で、メッセージ性のある内容を配信して、とても良い効果が出たこともあります。どちらかに方向性を振り切るのではなく、日々悩みながら施策を重ねています」と青池氏。

「ピーチ・ジョンの公式Facebookページの通常投稿では撮影の裏側をブログでアップしたことをお知らせするなど、カタログやWEBサイトでは紹介できない部分をアップすることを意識しております。一方でFacebook広告では新商品訴求やキャンペーンなど販促の内容を出しつつも、ビジュアルとしてはブランドイメージが伝わる高いレベルのクリエイティブを活用し配信をしています」(宮澤氏)
“広く浅く”から“狭く深く”まで、自由にターゲットセグメントが可能
テレビCMにカタログ、FacebookやLINEなどのソーシャルメディアなど、様々なマーケティング施策を行っているピーチ・ジョン。それらの一連の施策の使い分けについてたずねてみた。
「Web広告からテレビCMまで、当然それぞれの特性があります。テレビCMなどのマスメディアに関しては、より多くの人に認知してもらうのが目的なので、クリエイティブ的なインパクトを重要視しています。同様に、広く薄くお客さまとの接点をもつディスプレイ広告なども、クリエイティブが肝だと考えています。
一方で“深く狭く”、もう一段お客さまとの関係を深めていくコミュニケーションをはかっていくには、別の方法を考えていく必要があります。Facebook広告では、“広く浅く”から“狭く深く”まで、ターゲティングのセグメントを自由に行うことができるので、目的によって適切なクリエイティブやコンテンツを考えながら、施策を重ねて効果を高めていきます」(門松氏)

今後の展望についてうかがったところ、「私は学生の頃からピーチ・ジョンが好きで、Twitterでの人材募集の告知がきっかけで入社しました。お客さまにとっても、ピーチ・ジョンをあこがれのブランドと思ってもらえるように、コミュニケーションをはかっていきたいですね。広告ではあるけれども、お客さまにもっと楽しんでいただけるようなコンテンツやビジュアルをお届けしたいです」と青池氏は語り、インタビューを締めくくった。
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