「ベスト・イン・クラス パートナーズ」はデジタルマーケティング支援ソリューション、デジタルコンテンツ開発サービスなどを提供するエキスパート企業を束ねたネットワーク。
デジタルインテリジェンスが幹事企業を務め、参画企業はインテグレート、インフォバーン、エクスペリエンス、FICC、エンゲージメントファースト、コンセント、SPARK、P.I.C.S、ゆめみ、ワン・トゥー・テン・デザインの10社となる。デジタル時代におけるマーケティングの課題解決を図るために1~3年のタームで長期的にPDCAを回すことを基本に、戦略設計からコンテンツメイキング、データの活用までのトータルサービスを提供していく。
デジタルインテリジェンスがアサインコンサルティングの役割を担い、実務ではデジタル領域に強いプロデューサーがフロントへ立ち、各領域におけるエキスパートたちをマネジメントし広告主の課題解決を図っていく仕組みとなる。
「ベスト・イン・クラス パートナーズ」発足に際しデジタルインテリジェンスの横山氏は「素晴らしいパートナーのみなさまと一緒に、こういった取り組みを進められることを非常に嬉しく思います」と喜びを示し、発足の背景について次のように語った。
「トリプルメディアの概念が浸透しつつあり、オウンドメディア構築・運用に一定規模の予算を投下する企業が増えてきた一方で、デジタルコンテンツ開発を得意とするパートナー企業の『選び方』に課題があると感じています。デジタルコンテンツ開発においては従来のような複数社コンペのような形式ではなく、1~2年のパートナー契約をして『あうん』の呼吸でコンテンツ開発ができる状況がベストです。『ベスト・イン・クラス パートナーズ』では広告主にとってベストなパートナー選びを支援し、デジタルコンテンツ開発における課題解決を図っていきたいと考えております」
続いて横山氏をモデレーターとしてパートナー企業各社と広告主を交えたパネルディスカッションが行われた。データドリブンをテーマとしたパネルディスカッションでは、パートナー企業からFICCの荻野氏、エンゲージメントファーストの原氏、SPARKの小川氏、ゆめみの深田氏、エクスペリエンスの橘氏、広告主サイドからは大和ハウス工業の大島氏が登壇。各社のプレゼンに対し広告主の視点からの意見を述べた。
パネルディスカッションの最後には、横山氏から「データドリブンのマーケティングを最適化するポイントを1つ挙げるなら?」という問いかけがあった。
この問いかけに対し「統計的に見るのではなく『個別』『ユーザー単位』でデ―タを見ることです」(荻野氏)「右脳と左脳を使いわけ、データを有効に活用するための仮説を持つことです」(原氏)「短期的な視点ではなく長期的な視点を持つことです。2年ぐらいご一緒できると望ましい」(小川氏)「プロジェクトを進める中で様々な仮説が成り立ちます。データを使いどの仮説で検証するのかクライアントとしっかり握っておくことが重要です」(深田氏)「外部データを気にする前に、きっちり自分のところのデータを見ることです。まずは自社サイトの数字をしっかり把握することからですね」(橘氏)とそれぞれの登壇者は回答。得意領域が異なる各社のトップらしい回答となった。
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