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イベントレポート

「Data in Action」データはアクションを起こしてこそ意味をなす【Google アナリティクス サミット 2014 レポート】

データインポート(旧ディメンション拡張)

 上述した拡張Eコマースの返品データを外部からGoogle アナリティクスにインポートができる他、以下のデータ種別も新たに対応するようになる。

●ユーザデータ
 顧客セグメント、ライフライムバリューといったユーザー属性データ
●商品データ
 ブランド、カテゴリといった商品属性データ
●キャンペーンデータ
 キャンペーンソース、メディアといったキャンペーン属性データ
●カスタムデータ
 特定のユースケースの場合に利用できるデータ

 これらのデータをインポートすることにより、これまで見えてこなかったオンライン・オフラインデータの統合がGoogle アナリティクス上で行われ、拡張されたデータはマーケット担当者により深い洞察を与えることになる。なお、これらインポートしたデータは、インポート作業を実行して以降、Google アナリティクス上に統合・データ反映されるものであり、現状、過去に遡ってデータ反映されるものでないことに注意する必要がある。今後はインポート作業実行前の過去分のデータも反映できるようになることを期待したい。

Adometry社について

 2014年5月6日に発表があったGoogleによるAdometry社の買収。サミットでは、Paul Pellman氏とPeter Norwood氏の両者を迎えてのインタビューセッションが行われた。Adometry社が持つクロスデバイスでのアトリビューションモデルが、今後どのようにGoogle アナリティクスに融合されていくのか注目されるところだ。

単なるアクセス解析ツールの枠をすでに超えたGoogle アナリティクス

 これまでのGoogleアナリティクスサミットを通じて、Google アナリティクスの機能自体はDCM/DBM連携を始めとして、単なるアクセス解析ツールの枠をすでに越えている。今後はキャンペーン管理やレコメンド、CRMといった機能が融合されていくのではないかと私個人は勝手に想像しているが、GoogleはGoogleアナリティクスを軸にデジタルマーケティングのプラットフォームを今後も強化していくだろう。

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この記事の著者

中川 豊(ナカガワ ユタカ)

2003年、株式会社アイ・エム・ジェイに入社。インフラ系エンジニアとしてWebサイトの構築、データセンター運用などの経験を経て、2009年、Marketing Technology事業本部に配属。ECサイトを含め、様々な業種のWebサイトにデジタルマーケティングツール各種の導入支援および運用のコンサルティングに従事...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/06/17 10:00 https://markezine.jp/article/detail/20260

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