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イベントレポート

検索エンジンマーケティングからトータルマーケティングへ【ClickZ Live 2014 レポート】

「アトリビューション」は本格的な実働のフェーズに

 注力テーマとして「アトリビューション」においても、バズワードとして謳われていたフェーズから本格的な実働のフェーズに入った。マーケティング施策におけるアトリビューション貢献度の結果から予算配分と、次の戦術をどう組み立てて、モデリングを検証しながらPDCA化していくべきなのか、などの具体的なセッション内容もあった。(詳しい内容については後編で紹介したい)

 その他では、ソーシャルイノベーションとして「ソーシャル」ステージが用意されていた。エンゲージメントを意識したコンテンツ施策。さらには、風評被害にあった場合と、あわないための対策を立てる上で、組織としてソーシャルを設計していくことなど、アトリビューションと同様に稼働から最適な効果を出していくフェーズに位置していた。

検索の本質は“Relevancy=関連性”

 そして、今年も当然、検索領域として「SES Next Generation Search」ステージを設けており、ここでSESとして以前から実施している内容のセッションが開催されていた。あるリスティング広告のセッションは、AdWordsを軸とした効果的なアカウント構成のあり方や、業種業態の品質状況を紹介しながら事例を交え、あらためて本質である“Relevancy=関連性”を再考させる内容であった。

 ただ、注力しているテーマはSEOが多かった。しかも、オウンドメディアだけのSEO戦略ではなく、オフライン(イベント等)施策をする場合に生まれるキーワードトラフィック(※QDF)の意識や、ナレッジグラフとしてまとめられるような対策、さらには競合チェックツールを活用することなど、昨今、影響されるアルゴリズムを取巻く視点を持つ必要性について重点的に話していた。

※Query deserves freshness:時事性が高いと考えられるクエリーに対しては、優先して新しい情報を検索結果に表示させようとするGoogleアルゴリズム

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参加者同士のネットワーキングも盛んに

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この記事の著者

清水 一樹(シミズ カズキ)

アタラ合同会社 執行役員シニアコンサルタント。WEBデザイナーを経て広告代理店に入社し、約8年間リスティング広告プレイヤー・マネージメント職に従事した後、2012年より現職。現在は運用型広告プレイヤーだけでなく、インハウス広告運用の支援コンサルティング、アトリビューション分析・コミュニケーション戦略を得意としている。また自社製品「glu」を軸とした、システムソリューションコンサルティングなどアタラの全事業のコンサルティングを行なっている。

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時田 浩司(トキダ コウジ)

大学在籍中にアタラ合同会社にインターンとして働き始め、2013年9月に初の新卒社員として正式に参画。 ケニアで生まれ、日本と東南アジア・アフリカを行き来して幼少期を過ごす。高校より日本に定住し、2013年に青山学院大学国際政治経済学部を卒業。アタラ合同会社では主に運用型広告のオペレーションとマーケティングに従事。

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ATARA合同会社

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2014/09/09 08:00 https://markezine.jp/article/detail/20802

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