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Yahoo!広告活用の今を追う(AD)

「スマデバ上でもリッチ広告を」前例がない中で進む広告プロダクト開発の舞台裏

スマートデバイスならではのリッチ広告フォーマット

MZ:スマートデバイス向けの広告フォーマットを拡充されたとのお話がありましたが、具体的にはどのようなフォーマットを開発されたのでしょうか。

高城:はい。スマデバならではの「インタラクティブ性」「便利な情報の探求」「長い接触時間」を活かしたうえで、そこに多様な広告表現を組み合わせて、スマートフォンならではの広告体験を提供するというところをコンセプトにフォーマット開発に取り組んできました。

 広告フォーマット拡充においては、大きくは2つの流れがあります。1つは、リッチラボというスマデバリッチ広告開発を行う新会社を発足して自社開発しているもの。もう1つは、Celtraといった米国で豊富な実績を持つベンダー企業が提供するフォーマットとの連携です。

 広告フォーマットについては、多彩な表現でエンゲージメントを深められるものから、シンプルにメッセージを届けられるものまで広告主様の目的に応じてご利用いただけるよう商品ラインアップを用意しています。スクロール、スワイプ、ジャイロ機能(スマホを傾けた際に、ジャイロセンサーの傾きに応じて画面が変化する機能)など、スマホならではの機能を活用した複数の広告フォーマットで提供しています。ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。

エキスパンドスクリーン

 トリガーバナーをタップすると、大型エキスパンドパネル上で広告が展開される広告フォーマット。インラインビデオ、スワイプなどエキスパンドパネル上での多彩な表現により、エンゲージメントを高めユーザーの興味を喚起した状態でランディングページへと誘導できる。長時間かつ能動的なコミュニケーションが可能。

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3D

 デバイスを上下左右に傾ける動きに連動して、見える範囲が変化し奥行きのある広い空間を表現することができる広告フォーマット。空間をのぞき込むような動作を促すことで、商品やサービスを体感させ、ユーザーに対して強い印象を残すことができる。

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 ジャイロによって画像が3Dのように変化するので、商品やサービスの世界観を表現したり、内装をみせたりなど、自由な広告表現が可能。

プライムウィンドウ

 リッチラボで開発した、スマートフォン向けブランド広告。ページの背後にある大きなバナーの一部を可視領域にすることで、スクロールしているユーザーへ「何か隠れている・気になる」という興味を喚起することができる。スマートフォンユーザーの「スクロールする」という行動に合った訴求を可能にするだけでなく、興味を持ってアクションしたユーザーに対しては最大サイズの画面でダイナミックな訴求も可能。

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 このフォーマットは、10月に「2014年度グッドデザイン賞」を受賞するという評価もいただいています(ニュースリリース)。

 これまでの広告商品の開発は、まず掲載面があり、そこに広告を当てはめるという順序での設計が多かったと思いますが、スマートデバイス時代のリッチ広告は、ユーザーに不快に思われないという視点を持つことが非常に重要です。Yahoo! JAPANの媒体力に加えて、フォーマットもそろってきているので、次はどこの場所に配置すると最も効果的なのかを探っていくフェーズだと考えています。

スマデバ上でもブランディング広告を

MZ:これからも広告フォーマットを拡充されていくと思いますが、今後の取り組みについて教えてください。

高城:まず、スマートデバイス上でのYahoo! JAPANの各サービスの媒体力をしっかりと伝えるとともに、スマートデバイス向けリッチ広告の具体的な掲載面をどこにするのかを深堀りしていきたいと考えています。

 一方でクリエイティブという側面からは、通信環境などもふまえ、画像や動画のデータ容量の許容範囲がどこまでなのかも見極めていきたいと考えています。また、その延長線上の話としてスマホアプリのマネタイズにも積極的にチャレンジしていきたいです。

 PC向けのブランディング目的の広告商品は、私たちYahoo! JAPANが作りあげてきたと自負しています。同じようにスマートデバイス上でのブランディング目的の広告商品を作っていきたいと考えておりますので、ぜひ活用いただきたいと考えております。

高田:スマートデバイスならではの要素とYahoo! JAPANならではの媒体力を組み合わせることで、これまでにないリッチ広告を生み出せると考えていますが、今はまさに産みの苦しみの最中です(笑)。

 ただ、先ほども申しあげたとおり画面サイズという制約条件のある中での取り組みとなるので、それを突き詰めて考えると看板系広告、いわゆるディスプレイ広告のあり方自体も問われる時代になるかもしれません。変化はチャンスでもあるので、われわれとしては臆せずにスマートデバイス向けの広告商品の開発を進めていきたいと考えております。

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2014/12/05 11:00 https://markezine.jp/article/detail/20829

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