Googleは2013年6月、Google Merchant Centerにアカウントを持つ小売業者に動的リマーケティング(Dynamic Remarketing)の提供を開始し、旅行と教育セクターで試験提供していた。今回、10月1日から、ホテル、航空会社、不動産などすべての業種で利用可能になった。
動的リマーケティングでは、サイトを訪れた人に合わせて広告が動的に生成され、広告主のサイトで閲覧した商品だけでなく、関心をもつであろう関連製品も表示する。ベータ版を利用した複数の業種では、リマーケティングキャンペーンにダイナミック広告を加えたとき、コンバージョン率が2倍、CPAを平均で60%削減。また、広告主が、リマーケティングキャンペーンにモバイルターゲティングを加えたところ、コンバージョンの量は同価格で平均15%まで上昇した。
また、自動入札による動的リマーケティングは、リアルタイムに、インプレッションごとに最適入札を算出することによってパフォーマンスをブーストする。これは、800ドルのカメラと20ドルのフラッシュを販売する場合、AdWordsは800ドルのコンバージョンが20ドルのものよりも多く得られるよう、自動的に優先させることを意味する。
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