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アクセス解析エキスパート直伝!デジタルフォレストのPVアップ講座

データは見るだけじゃ意味がない!アクセス解析を生かす6つの活用パターン(前編)


パターン3 サイトリニューアル前の現状分析のためのアクセス解析

 唐突ですが、みなさんはなぜサイトリニューアルを行うのでしょうか?使い勝手が悪いといろいろな人に言われたから、上司から指示があったから、垢抜けなくて古い感じがするから、予算化されているから、、、リニューアルの理由は会社によって様々でしょう。

 しかし本質的には、「現在のサイトが抱える課題を解決する」ためにサイトリニューアルを行うのではないでしょうか。

 サイトが抱える課題を解決するためにリニューアルを行うのであれば、まずは現在のサイトを現状分析し、どういった課題があるか明確にする必要があります。課題がわからなければ、サイトリニューアルの効果は見込めません。

 「ずっとサイトを運営しているのだから課題くらいわかっている」と言うかもしれません。しかし、アクセス解析を用いてサイトを俯瞰的に分析することにより、担当者の方が全く認識していなかった課題がいくつも明らかになった、という場面に何度も遭遇してきました。

 サイトの現状分析は、大きく分けると定量的な分析と、定性的な分析があります。定量的な分析はアクセス解析による問題の洗い出し、定性的な分析はユーザビリティテストやヒューリスティック評価が一般的です。

 このような分析も最近では進化しています。定量的な分析では、アクセス解析データとネットアンケートの結果を技術的に連動させることにより、アクセス解析だけでは知ることのできないユーザーの満足度や態度変容などを分析し、より深くサイトの課題を洗い出すことも可能です。

 定性的な分析では、ユーザビリティテストと同時にアイトラッキングやエモーショントラッキングを行うことにより、サイトの使い勝手における課題を洗い出すと同時に、コンテンツに対する興味関心度合いを明らかにすることもできます。

エモーション・トラッキング概念図:コンテンツ(映像、Web画面など)を見たときの
人の目の動き(瞳孔の動き、瞬目頻度、視点の動き)を計測・解析することにより、
コンテンツのどこを見ているか(アイ・トラッキング)だけではなく、どの程度の
興味関心を持っているかを計測。これにより、コンテンツの「質」を解析する。



3つの特徴

 今回の連載では、アクセス解析の使い道について3つのパターンを説明しました。次回は、今回説明していない残りの3つのパターンについて説明します。

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この記事の著者

清水 昌浩(シミズ マサヒロ)

株式会社Ginzamarkets カントリーマネージャー(日本)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/11/14 17:39 https://markezine.jp/article/detail/2112

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