売上0円から脱却するために欠かせない、SEO対策
売上の大小に関わらず、SEO対策はネットショップを運営する上で外せないWebマーケティング施策です。リスティング広告で、1クリック100円のキーワードでも1,000円以上するキーワードでも、オーガニック検索で上位表示されれば、何回クリックされても無料で有望な見込み客を集めることができるのだから当然です。
一方、いくら対策を施しても上位表示される保証はどこにもありませんし、昨日まで1位をキープしていたのに、ある日突然ランクダウン、売上ダウンという不安定さもあります。成果報酬型のSEO対策サービスに申し込み、報酬が発生するギリギリ10位にランクインしたはいいけど、期待ほどアクセスが増えないなんて話もよく聞きます。クリック率の目安は1位に表示されれば45%、2位15%、3位10%……10位2.5%というデータからも、10位と1位では18倍もの開きがあるのです。
このように、SEO対策にはデメリットもありますが、微々たる広告費しか出せないショップにおいて、オーガニック検索によるアクセスアップは本当にありがたいものです。売上0円から脱却するためにも、はじめの一歩を踏み出しましょう。
SEO対策のためのキーワード選び
まずはキーワード選びからスタート。この連載でお馴染みとなった、胡蝶蘭のネットショップで考えてみます。普通に考えると「胡蝶蘭」で狙いたいところですが、商品ジャンル名の単独キーワードは「いつかは上位キーワード」として一旦保留です。まずは、小規模サイトでも上位表示が狙いやすい「絶対上位キーワード」を2~3種ほど決めるのが得策です。
すでにショップ運営しているのであれば、アクセス解析ツール(Google Analytics等)でキーワードごとのCVR、キーワードアドバイスツールやリスティング広告の管理画面で月間検索回数を確認します。検索回数はどんなに少なくても4桁はないとあまり意味はありません。ある程度の検索回数があり、なおかつCVRが高い(高いと予想される)キーワードを選択しましょう。胡蝶蘭の場合は、「胡蝶蘭 通販」、「胡蝶蘭 開店祝い」あたりが狙い目でしょうか。
勘違いしないでほしいのは、ここで決めたキーワードはあくまでもトップページで上位表示を狙うキーワードということです。大幅なアクセスアップを叶えるには、多種多様な検索クエリの流入を増やす必要があります。(続きはECzineで)
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