本番前に気持ちを高めるコンテンツ
「INSIDE BRAZIL」は、現地レポーターによる開催国ブラジルの各都市のスポット紹介コンテンツです。コンフェデレーションズカップが終わった後の2013年の7月に「Road of Brazil」という名前でコンテンツを公開しました。
ワールドカップが開催される12都市での取材コンテンツを増やしていき、2014/5/15にコンテンツ更新完了しました。開催都市のそれぞれにおけるスポーツバーやサッカー関連ショップやスタジアムなど、実際にいってみたくなるようなスポットを中心に紹介していきました。これによってブラジルの文化も含めて知ってもらうとともに、徐々にユーザーのワールドカップに対する気持ちを盛り上げていくことを意図して提供していました。

認知度向上を狙った社会貢献型コンテンツ
「SIYAKHONA」は、ソニーのCSRプログラムの紹介、及び写真コンテストコンテンツです。ソニーのCSR部との協力のもとに2014年3月に公開しました。FIFAとのパートナーシップのもと活動を支援しているSIYAKHONAプログラムの認知向上コンテンツです。世界中のNGOから写真を募集し、Webサイト上でフォトコンテストを実施しました。
フォトコンテストとともに、任意のNGOの活動報告も実施しました。フォトコンテストには、延べ17,556票が投票されました。また「PUBLIC VIEWING」は、SONY、JICA共同で大会期間中にコートジボワールで行った、パブリックビューイングを中心とした社会貢献活動について紹介。現地スタッフから届けられる写真をフォトギャラリーとして公開し、プログラムの様子を紹介しました。

ソーシャルメディアのみでのコンテンツ
基本的には、これまでご紹介したコンテンツは、Webサイト上だけでなくソーシャルメディア上のポストとしても提供しましたが、ソーシャルメディアのみで提供したコンテンツもいくつかあります。
その一つは、「バズ投稿」と呼んでいたものです。話題になったことを、すぐさまとらえてリアルタイムにソーシャルメディアにポストするというものです。例えば、イタリア戦におけるスアレスの噛みつきが話題になりましたが、すぐにピザを買ってきてそれをかじって「今日はイタリアンにしようかな」というテキストとともに投稿しました。
また、滞在したホテルの目の間にコパカバーナ・ビーチというビーチがあり、世界中の多種多様な人が集まってきたのでビーチに集まった人をを中心に、毎日ソーシャルメディア上にポストしていきました。「INSIDE BRAZIL」というコンテンツを紹介しましたが、そのリアルタイム版という位置づけです。
他にも、「ワールドカップカウントダウン」というコンテンツでは、世界中を回りサッカーのユニフォームを着ている人にボードを持ってもらい写真をとっていき、ソーシャルメディア上にポストしていきました。そのボードの中にワールドカップまで何日かを書き入れ、毎日ポストしていきました。

ここまでどんなコンテンツを提供したかをご紹介しましたが、その裏には、企画が立ち上がり実際にユーザーに届けられるストーリーがあります。
みなさまが自分たちで企画を作る際に参考になるように、どのような経緯で企画が形になっていったのか、どんな課題があったのか、といった点について次回からご紹介したいと思います。