20~34歳女性は毎日60分以上スマホで「検索・情報収集・サイト閲覧」
スマートフォンの利用について、「通話・メール・メッセージの送受信」「検索・情報収集・サイト閲覧」「その他(作業、ゲーム他)」に分けて、一日の体感利用時間をたずねた。その結果、「検索・情報収集・サイト閲覧」の平均時間は平日・休日とも40分超で、「通話・メール・メッセージの送受信」にかける時間の2倍程度となっていることがわかった。
1日のスマートフォン平均利用時間を性別・年代別に見ると、「検索・情報収集・サイト閲覧」「その他(作業、ゲーム他)」は男女とも若い人ほど多くなる傾向がある。また、特徴的な点として、20~34歳の女性が「検索・情報収集・サイト閲覧」のためにスマートフォンを1日平均60分以上利用している点が挙げられる(平日63分、休日65分)。
次に、スマートデバイス(スマートフォン、タブレット)からアクセスするサイトや利用するアプリの分野について調べた。最も利用が多い分野は「天気」(45%)、次いで「Twitter、Facebook、LINE」(30%)があげられた。趣味・文化・エンターテイメント系では「音楽」(20%)、「ゲーム」(19%)、「動画・画像」(18%)などの利用が多かった。スマートデバイスで音楽、動画などのリッチなコンテンツを利用することが一般化している様子が伺える。
生活情報系では、「ショッピング」(23%)、「料理・レシピ」(22%)、「グルメ」(20%)などの利用が多く見られる。また、「新聞・雑誌」(16%)、「芸能ニュース」(15%)、「テレビ・ラジオ」(13%)などといったメディアの情報をスマートデバイスから入手するという利用も多い。
「スマートフォン上の広告は邪魔なものが多い」が全体の80%
オンラインメディア上の広告についての考えを尋ねると「広告があるのは、無料のサービスであれば仕方ない」という見方が82%と大多数を占める一方、「広告は邪魔なので非表示にしたい」という人も79%にのぼることがわかった。
また、「広告が目立ちすぎなければよい」75%、「広告がそのメディアに自然にとけ込んでいれば良い」66%、「その情報・記事に関連のある広告であればよい」66%、「単に商品情報だけでなく、流行や社会のことがわかったり役に立つ情報であればよい」62%と、許容可能な広告にも傾向が見られた。
インターネット上の広告一般について意見を尋ねたところ、「バナー広告をわずらわしいと思うことがある」(83%)、「実際よりもよい面だけを強調している広告は不快だ」(81%)、「同じ広告が何度も出てくると不快である」(81%)が不満の上位となっている。また、スマートフォンでの広告に対して、8割が「スマートフォン上の広告は邪魔なものが多い」と感じていることがわかった。
望ましいインターネット広告について尋ねると、「商品を売り込むだけの広告より内容が面白い・楽しい広告の方が良い」(74%)が最多の回答となった。この他、「広告は商品情報だけを詳しく示せばよい」(64%)、「少しでも安い商品を教えてくれる広告が良い」(64%)なども同感する人が多いことがわかっている。
【調査概要】
調査対象:スマートフォン/タブレットを利用している満20~69歳の男女
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:1,000人
調査日時:2014年11月22日(金)~11月24日(日)
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