デンソー、動画コンテンツを通じてグローバル規模での情報共有を促進
次に、社内コミュニケーションに動画配信を活用している「BEST VIDEO INTERNAL COMMUNICATION」に関しては、デンソーに贈られた。デンソーでは昨年、グループのうち国内外約130社・約6万人の従業員をターゲットにしたグローバルな社内ポータル導入を実施し、動画コンテンツを通じた情報共有・コミュニケーションの活性化を図った。「グローバル環境下でいかに快適に動画を閲覧できるか」という環境作りがポイントであり、ブライトコーブの全面的な技術協力の下、スムーズなコミュニケーションを実現しているという。
サントリー、人気CMがウェブ上での動画再生を大きくけん引
また、ブライトコーブのプラットフォームで配信された動画広告の中で、最も再生回数が多かった企業に贈られる「BEST VIDEO STREAM FOR DIGITAL MARKETING」を受賞したのはサントリーホールディングスの「SUNTORY CHANNEL」だった。今回の受賞に大きく貢献したのが、消費者からも評価が高いペプシ NEX ZEROの『桃太郎』シリーズだ。2014年はこのCMが動画再生回数を大きくけん引したが、サントリーホールディングスでは「飲料や酒類などの幅広い事業での活用とともにコーポレート部門でも強化していきたい」と構想しており、2015年以降の取り組みも注目される。
動画コンテンツを拡充する「日本経済新聞 電子版」
そして最後、動画再生回数が最も多かったメディア企業に贈られる「BEST VIDEO STREAM FOR MEDIA」は日本経済新聞社が受賞した。日本経済新聞社が運営する「日本経済新聞 電子版」は2014年10月にリニューアルを実施し、ブライトコーブの協力の下「映像ページ」を立ち上げた。当初はテレビ東京の映像が中心だったが、現在は3割ほどがオリジナルコンテンツとなっている。
「日経=堅い内容」というイメージのコンテンツばかりではなく、アーティスト作品のスライドショーなど、ユニークな取り組みを進めているのが特徴だ。これと共に、ライブ中継などにも積極的に挑戦し、2015年以降はこうした動画コンテンツの制作・公開をさらに強化していくという。
ブライトコーブの伊崎氏は、「受賞された企業の方々のコメントを聞いていると、やはり動画市場はこれから急激に伸びていくと感じている。当社もその中で、動画市場の発展に向けてこれまで以上に貢献していきたい」と意欲を見せ、謝恩会を締めくくった。