SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

LINEビジネスコネクトで実現するスマホ時代の1to1コミュニケーション

20代の8割が利用するLINEで若年層顧客を獲得!SBI証券が仕掛けるLINEビジネスコネクト活用術

前例のないLINE施策への予算投下/費用対効果について

 これまで同社は、主にアフィリエイト施策で新規顧客を獲得してきた。いくら投資をして何件獲得できたか、費用対効果が明確だ。一方でLINEの場合は、その効果の見通しが立てにくい。そのような新しい施策への挑戦に対して予算を投下するにあたり、スムーズに事が運んだのだろうか

 「LINEというスマートフォン時代のメディアに可能性を感じており、このメディアを活用しない手はないと思っていました。また金融業界として、はじめてLINEビジネスコネクトの活用に取り組むことは、弊社のブランディングにもつながります。直接的な数字だけでなく、副次的な効果も包括的に鑑みて、施策の意義を評価しています。今回のLINEの取り組みに関しては、2014年の春に企画が立ち上がり、8月のアカウント開設から翌年1月の株式発注サービスのリリースまで、順調に進めることができました」

LINEで確実にメッセージを届けて、株取引のさらなる活性化を図る

  今後の展望についてたずねてみた。

 「当初実現したかった株式発注サービスまでリリースできたので、今後はターゲットを変えていきます。これまでは若年層新規顧客を獲得するために、株価照会などの新しくて面白いサービスを提供してきましたが、これからは既存のお客様向けのLINEの活用について検討を始めている段階です。

 例えば『約定通知』です。『○○株が1,000円になったら買おう』とお客様が注文を出されて実際に約定した場合、取引画面上で表示するかメールでお知らせしていました。ただ、今日ではメールでお知らせをしようにも、ブロックしていたり、読まない方が増えています。到達する(メッセージが読まれる)メディアという観点では、LINEはとても優秀なので、約定通知に活用できれば、より一層お客様の株取引をサポートしていくことができます。さらに様々な情報を提供する手段として、LINEを有効活用していきたいですね。

 昔のように証券会社の敷居の高い窓口にいかなくても、今日では生活の中で使っているLINEを入り口に、株取引ができるようになりました。『ちょっとやってみようかな』という気持ちから、資産形成へのきっかけを若年層の方々に提供できれば。今後も新しいサービスをどんどん考えていきますので、SBI証券っておもしろい会社だなと気にかけていただければと思います」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
関連リンク
LINEビジネスコネクトで実現するスマホ時代の1to1コミュニケーション連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長
1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、雑誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児の母。

★編集...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2015/02/24 10:00 https://markezine.jp/article/detail/21904

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング