これは、元々のページが既にどれだけ最適であったかによりますが、元々SEOについて何も意識されずに作成されたサイトの場合、キーワード率の調整だけで大きく順位が上昇するケースも少なくはありません。
ただし、ページ内に、テーマを表すキーワードが相当数含まれていることはいわば当然であり、この対策は、あくまでページが検索エンジンに“適正に”評価される状態にもっていく行為に過ぎません。
では実際に、上位サイトのキーワード率の処置状態はどうなっているのでしょうか?


上の2つのグラフは、Yahoo!・Googleの検索で上位表示されたページを調査し、そのページ内で総単語数に対して、上位表示されたキーワードが何%含まれていたかを表したものです(下記「調査対象」参照)。
多くのページが、総単語数 500~1000語で、キーワード率 2~5%あたりに集中しています。上位サイトと下位サイトに大きな差異が見出せない点から、決して上位表示の決定的要素では無い事がわかりますが、キーワード率をこの範囲から激しく逸脱させるメリットが無いこともまた明白です。
結論として、厳密な調整の必要はありませんが、テーマとなるキーワードをページ内に一定数含めておくことは、やはりSEO対策上必須といえるでしょう。
まとめ
「キーワード出現率」は、決して上位表示の決定的要素では無いが、テーマとなるキーワードをページ内に一定数含ませることは、SEO対策の一つである。
調査対象
本調査は、以下のキーワードでのYahoo!・Google検索結果1位~100位(合計6000URL)について行いました。
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Yahoo!検索結果リサーチ 3000URL調査 : 総単語数、キーワード出現率 |
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Google検索結果リサーチ 3000URL調査 : 総単語数、キーワード出現率 |
SEO(177,235) | 映画(697,144) | 靴(104,872) |
転職(535,467) | エステ(149,411) | 結婚(128,187) |
ダイエット(634,748) | アイドル(549,895) | ラーメン(134,127) |
資格(467,800) | 雑貨(118,344) | 自動車(1,948,277) |
占い(1,463,800) | 旅行(328,308) | 金融(486,390) |
不動産(399,294) | ニュース(261,536) | インテリア(122,226) |
グルメ(202,106) | 素材(141,419) | レシピ(434,109) |
ゲーム(924,336) | 動画(666,538) | 病院(449,495) |
壁紙(721,763) | サッカー(727,655) | 沖縄(332,403) |
ブログ(682,858) | 携帯(190,228) | 株(219,991) |
※()内の数値は、オーバーチュア社のキーワードアドバイスツールによる月間検索数です。
※対象キーワードは、月間検索数が10万件を超えるビッグキーワードの中から、抽出しました。