前例のないスマートフォンxブランドリフト/マーケターの挑戦
そして最後に、「Antenna」の特長と活用事例が紹介された。「Antenna」は都市部の20~30代男女を中心に400万人以上のユーザーを擁し、350を超えるメディアと正式に契約。ナショナルクライアントを中心に多くの支持を集め、現在500社以上のマーケティング・プロモーションに関わっている(2015年3月時点)。
既存のマスプロモーション施策を活かしつつ、スマートフォンを活用した新たなブランドリフトに挑んだ事例としては、「日清食品」の施策が紹介された。テニスプレーヤーの錦織圭さんを起用したカップヌードルのプロモーションにおいて、テレビCMと「Antenna」を連動させ、「全豪オープン」というタイムリー性と、2種類の動画を同じ画面上で比較解説するという「Antenna」のUIを活かした見せ方で大きな話題を呼んだ。
また、ソニー・ピクチャーズの映画『シェフ』のプロモーションにおいては、Web上での展開のみならずリアルな空間でのプロモーションも組み合わせ、表参道にあるカフェ店舗「Antenna<>WIRED CAFE」にて映画に登場するメニューを期間限定で実際にメニュー化し、映画公開記念イベントも開催した。結果、このイベントがパブリシティ効果を生み、コンテンツ露出効果が最大化したという。
様々な事例が紹介されたが、荒川氏は最後に「まだまだ企業内には魅力的なコンテンツが潤沢に存在する」と語り、「さまざまな形でメディアと連携させることで、面白い出会いを生み、新しい価値が生まれて効果につながる可能性がある。前例のない試みに、ぜひAntennaと一緒にチャレンジしてほしい」と結んだ。