配信とレコメンド内容、2つの最適化が効果を引き出す
アイレコでは3つの広告表示アルゴリズムを、サイトに訪れるユーザーの行動履歴や離脱ページ、離脱タイミングに合わせて自動的に切り替え、パフォーマンスを最大化している。
1:全体レコメンデーション
閲覧数、購入数などを用いて、人気ランキングを表示。そのためどのユーザーにも同じものが表示される。
2:リアルタイムレコメンデーション
直近で閲覧・購買した商品や似ている商品をおすすめ。例えば水の購入時に、クリスタルガイザーを見たらウィルキンソンを出すという形で、同じような商品や前の商品をそのまま出す。
3:パーソナライズレコメンデーション
先ほどの同社「デクワス」のアルゴリズムを活用。一人一人のユーザーの行動履歴を解析し、一人一人の興味関心にあわせたおすすめ商品を表示する。
直近に見た商品だけを表示した方が効果は良いのではないか、と質問されることも多いという。しかし、北村氏は“直近閲覧商品も含めてユーザーが出会っていないけれど興味関心があると思われる商品”をレコメンドすることで、購入回数の増加や売り上げアップを実現できると指摘する。実際に、各アルゴリズムのCTRとCVRの実績は、パーソナライズドレコメンデーションが最も良い結果になっているという。
「アイレコはi-mobileで、どのユーザーに、いつ、どのバナーを、どの枠に配信するかという広告配信の運用・最適化がされます。加えてデクワスで、どの商品を出せば良いかレコメンデーションの最適化を図ります。これにより、成果を上げるお手伝いができるのです」(北村氏)
アイレコの強みと、効果を引き出すテクニックとは
続いて岡本氏が登壇し、クライアントの導入事例を紹介した。ある不動産賃貸業のクライアントは、スマホとPCでアイレコを導入している。目標CPA¥5,000を両デバイスとも下回ることに成功したという。また、アパレル系ECのクライアントでも、CPAが通常¥1,420だったものが¥640と半額以下になったという。このように、通常のリターゲティング広告に比べ、アイレコの効果が格段に高いことが証明されている。
なぜ高い効果を出すことができるのだろうか。広告配信について4つのポイントが備わっていると岡本氏は説明した。1つ目が効果を出すキャンペーン設計ができることだ。アイレコでは管理画面でキャンペーンを設計し、キャンペーンごとにリーセンシーを切り、細かく運用することができる。そのために、効果最大化が見込める。2つ目が配信メディアを全公開していることだ。各媒体の配信先や、媒体ごとのスポットまで全て開示している。そして、スポット単位での単価の調整ができる。
3つ目のポイントが柔軟な予算管理と時間管理が可能なことだ。1日の上限や1か月の予算等、希望の金額に応じた設定ができる。さらに、効果を最大化するための時間帯配信も柔軟に対応ができる。そして、豊富な事例に基づくサポートを受けることができる。効果の高い配信面や、最適な媒体がピックアップされるため、初動から最高のパフォーマンスを目指すことができる。
最後に、アイモバイルが実践している広告効果を引き出す3つのテクニックが紹介された。
1:CV面・CVシーンを把握しているか
コンバージョンが上がっている媒体の単価を上げて、効果の良い面の露出を高める。また、ユーザーの行動をもとにCVの高い配信タイミングの選定ができているかを考える。
2:媒体精査をおこなっているか
アイレコでは全媒体を公開しているが、それだけでは効果に直結しない。予め媒体効果の悪い媒体に関しては、フィルターを掛け露出を下げることで効率的な配信が可能となる。
3:システムと人の運用バランスはとれているか
システムと同じように人の運用も大切。アイレコでは目標CPAに合わせ自動最適化できる機能を使い、自動でCPCが調整されるようになっている。一方で、キャンペーン設定や媒体の精査を手動で行なうことでしっかりと効果を出すことができる。
「国内最大級のアドネットワークでWEB案件に強いアイモバイルと、業界唯一の高性能レコメンドエンジンによりユーザーに最適な広告を動的に生産するサイジニアのデクワス。このコラボだからこそ、アイレコは高い効果を出せると考えています」岡本氏はアイレコの強みを語り、セッションを終えた。
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