SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

定期誌「MarkeZine」

第81号(2022年9月号)
特集「すごいBtoB企業がやっていること」

定期誌購読者なら
誌面がウェブでも読めます

統括編集長インタビュー

イスラエル発のベンチャー、米市場を寡占 完全なるパーソナライズド動画はどう作られるのか

 「あなただけ」へカスタマイズされた情報に、顧客は心を動かされる。コンテンツの性質上、難しいとされていた動画まで、今そのパーソナライズが可能になっている。イスラエル発のベンチャー企業、サンデースカイは、米を中心とした豊富な実績をもって日本でもパーソナライズド動画の提供を開始。CEOのシュムリック・ウェラー氏は「これは単なるテンプレートとはまったく違う」とその特異性を強調する。

パーソナライズド動画を世界で展開するサンデースカイ

MZ:各種ツールの発展もあって、メールを中心にパーソナライズしたアプローチに着手する企業が増えています。一方で、理解促進などに効果が高いとされる動画については、その内容からカスタマイズが難しく、日本市場では完全にパーソナライズした動画の例を聞くことはほとんどありませんでした。今回は、すでに米国をはじめ世界各国でパーソナライズド動画を提供しているサンデースカイのCEO・ウェラーさんの来日に際して、パーソナライズド動画の仕組みや日本での事例などをうかがいます。まず、サンデースカイの事業について教えてもらえますか?

ウェラー:当社はイスラエルのベンチャー企業で、2007年に私と現CTOのヤニーヴ・アクセンの2人で創業しました。目的は、ブランドとお客様とのコミュニケーションをよりスムーズにすることです。私たちの技術によって、双方を結びつける新しいインフラをつくりたいと考えました。社員は現在約160人で、拠点はイスラエル、ニューヨーク、ロンドン、東京の4都市にあります。

サンデースカイ CEO & CO-Founder シュムリック・ウェラー氏
サンデースカイ CEO & CO-Founder シュムリック・ウェラー氏

MZ:元々、動画の事業に特化していたのでしょうか?

ウェラー:そうですね。というのは、ブランドが商品やメッセージを訴求するのに、動画は最も優れていると思うからです。感情に訴え、人の心に響くプロモーションができる、“best interactive solution”だと考えています。

たった一人に向けた動画を大量にリアルタイムで生成

MZ:ちなみにイスラエルは、テクノロジー系スタートアップが多い印象がありますが、起業が盛んなのでしょうか?

ウェラー:ええ、800万人の人口に対して5,000以上のスタートアップがあるので、非常に盛んだと思います。立ち上げ時には国からの支援も受けられますし、シリコンバレーのようにチャレンジを後押しする土壌がありますね。私も元々はエンジニアですが、会社を創業するのはこれで3回目なんです。

MZ:では、サンデースカイのパーソナライズド動画について教えてください。

ウェラー:当社で「スマートビデオ」と呼んでいるパーソナライズド動画は、完全にその人ひとりに向けた動画です。いわゆる、同じ映像の数カ所だけで名前を差し替えたりするテンプレート型ではなく、画像や音声、数値などの素材と情報を参照して、オーダーメードでリアルタイムに組み立てて配信します。なので、動画の長さ(秒数)もそれぞれ異なります。

MZ:例えばどのような業種で使われているのですか?

ウェラー:分かりやすいものだと、米でAT&Tなどのモバイルキャリアが請求書を動画で配信しています。「video bill」というのですが、メールなどで案内された個別の動画にアクセスすると、通話料金などの内訳や合計がストーリーに沿って数値と音声で案内されるんです。これは顧客満足の向上や解約率の低下、コールセンターの負担軽減などに効果があると、各キャリアから好評です。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
米1,000万ユーザーが使う動画の請求書「video bill」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
統括編集長インタビュー連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

押久保 剛(編集部)(オシクボ タケシ)

メディア部門 メディア編集部 部長/統括編集長1978年生まれ。立教大学社会学部社会学科を卒業後、2002年に翔泳社へ入社。広告営業、書籍編集・制作を経て、『MarkeZine(マーケジン)』の立ち上げに参画。2006年5月のサイトオープン以降、MarkeZineの企画・運営を一貫して担当。2011...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2015/07/28 08:00 https://markezine.jp/article/detail/22776

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング