日本オラクルは、既存顧客のクラウドへの移行を支援するため、IT資産の把握、最適化と有効活用を提案する専任組織「クラウド・カスタマー・コンシェルジェ」を発足した。同組織は、システム全体の現状を把握する調査と評価を行う無償アセスメントを実施し、ソフトとハードを含めた既存のIT資産を無駄にすることなく、クラウドを有効的に活用してIT環境を最適化するための新しいシステム構成案を作成する。
同社では、既存顧客に向けて、クラウドへの移行を促すプログラム「Oracle Customer 2 Cloud」を2015年3月より展開してきた。IT資産の状況把握と最適化、クラウドへの移行を支援する取組みへのニーズは高く、多数の顧客が活用を決定している。今後、ニーズが一層高まることを想定し、今回の専任組織を結成するに至った。
また、日本オラクルではクラウドを簡単に、分かりやすく、迅速に使えるような仕組みづくりを人材、製品ともに強化し、「POCO(The Power of Cloud by Oracle)」をキーワードに市場への浸透を図っている。今回の組織結成も、このような取組みの一環。
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