SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン

1千万DL突破! ロレアルの“化粧品を塗らずとも、簡単にコスメを試すことができる”アプリ


 「新作●●」は世の中に多くあふれていますよね。化粧品もその中の一つです。「いろいろ試してみたいけど、種類が豊富すぎて選べない!」そんな女性の声に応えるように、ロレアルが素敵なアプリを展開しています。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。

キャンペーン概要

 時期:2015年
 国名:USA
 企業/ブランド:L'Oreal
 業種:化粧品

キレイになりたい! 色んなコスメを試したい!

 フランスに本拠地を置く世界最大の化粧品会社のロレアルが、“化粧品を簡単に試すことができるアプリ”、その名も「Make Up Genius」をリリースし、全世界で1千万以上のダウンロードを達成しました。

 化粧品に心を躍らせる女性たち。新商品がでたら試してみたいと思うものですが、実際には化粧品の種類は膨大。全て試すのは不可能です。「では、気になるものだけをほんの少し試してみよう」と思っても、売り場に行くとどれを手に取っていいか悩み、結局いつもの商品に落ち着いてしまう。そんな女性も多いのではないでしょうか。

 そこで、ロレアルが開発したのが、こちらのアプリ。なんと、実際に化粧品を塗ることなく、液晶画面を見つめるだけで化粧品を試すことができるというものです。

 そんなアプリはもうあるって? このアプリは一味違います。多くのアプリの場合、写真を撮ってその顔にメイクをしてゆきますが、このアプリでは、まず自分の顔をスキャンします。

 後は、アプリに内蔵されている数千種類の化粧品の中から気になるものを検索し、選択すると。

 まるで魔法のように、選択した化粧品があっという間に画面に映る自分の顔に塗られ、その仕上がり具合を確認することができるというものです。VR技術を活用しているので顔を左右に動かせば、スクリーンの向こうに映るメイクアップした自分も同様の動きを取ります。

 実際に口紅を塗らなくても、口紅を塗った自分の顔を確認できたり、実際にファンデーションの色味をわざわざ塗って確認しなくても、あっという間にボタン一つで化粧品を試すことができるのです。

 バーチャルに化粧をした自分の顔は、そのまま写真を撮り、SNSで簡単にシェアすることができる他、そのままアプリを通して購入することもできます。

 さらに、アプリ内で提供しているコスメの他にも、実店舗で商品をスキャンし、それを“試す”こともできます。

 AR技術を採用し、実に数千もの膨大な商品データを何百通りもの表情を分析して開発したというこのアプリは瞬く間に注目を集め、1千万ダウンロードを達成。実に6,500万種類のコスメを使って、2,500万種類の試供機会を提供したといいます。

 化粧品の膨大な“試供機会”を生むことに成功し、“美しくなりたい”と願う大勢の女性たちの心をとらえた素敵なアプリでした。これを1メーカーが行っていることに凄みを感じます。

 日本語にも対応しているので、試してみても面白いかもしれません(iOSAndroid)。

 

動画はこちら

 

 

先週の紹介キャンペーン

 クックパッドのレシピで翻訳対決!Elan Language 対 Google翻訳、英訳上手はどっち?

 記事転載元:AdGang

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山田 健介(株式会社PR TIMES)(ヤマダケンスケ (PR TIMES))

著者Twitter
著者Facebook

●About / PR TIMES Inc
・プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の運営
・ブログマーケティングサービス「ブログタイムズ」の運営
WEBクリッピングサービスの提供

●About / Vector Group
コアバリューである「モノを広める」スキルを通じて、企業・消費者の皆様をマッチしたサービスを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2016/03/11 20:27 https://markezine.jp/article/detail/23272

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング