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「検索データの活用はECに留まらない」アド領域へ歩を進め、レビュー活用を見据えるゼロスタートの戦略

2016/03/02 10:00

次に目指すのは「レビューを活用した最適マッチング」

MZ:冒頭に「松田さんに新規事業の立ち上げにもご協力してほしい」という言葉がありました。具体的な事業計画がありましたら教えてください。

山崎氏:いま注目しているのが「レビュー」情報です。検索キーワードがファーストパーティデータならば、レビューは集合知そのものです。つまり、レビューデータを使って掘り下げができるんです。

 例えばレストランのレビューでも、5点満点中、平均で3.8点のレビューがついていれば「いい店」と判断しがちです。レビューの内容をよく見てみると、「量が多くて安い」点が高く評価されているお店もあれば、「ホスピタリティの高さ」が高く評価されているお店もあります。学生にとっては前者の方がいい店でしょうし、ある程度ゆとりのある人にとっては後者の方がいい店かもしれません。

 このように、「40代以上の男性が高い評価をする店」「30代女性の辛口評価が多い店」など、さまざまな条件によってレビューにも違いがあるはずです。ところが現実は、星の評価にだけ注目が集まって、レビューで活用されるべき情報の価値が薄まってしまっている。本来、レビューは「評価の平均値」と「属性」を分離して考えるべきなんです。

 ところが実際には、そこまでレビューは活用されていません。海外ではレビューの積極活用が始まっていますが、日本ではまだ「何かを選ぶ時の参考にしよう」程度。レビューには、もっと活用できる余地があります。次はこの分野をやっていきたいと考えているところです。

テクノロジーの強さをエバンジェリストとして伝えていきたい

MZ:具体的にどのようなソリューションになるのでしょうか。

山崎氏:レビューの活用ができれば、ECや広告配信の精度も上がりますし、一般的なEC以外のところまで適用範囲が広がると考えています。具体的には、自動車購入やマンション・家などの不動産購入に加え、病院や幼稚園・保育園などのサービスを選ぶ際などにも当社のエンジンの適用範囲が広がる可能性があります。

 実は2007年にも同様のことを考え、自社でレビューサイトを立ち上げたのですが、時期尚早だったのか、うまくドライブしませんでした。いま考えると、何もかも自社内で集約してやろうとして負担になってしまったのかもしれません。

 レビューを活用してレコメンドを提示するとき、オーディエンスデータがあった方が精度が上がりますから。このような反省や改善点を踏まえて、今後レビューにビジネス領域を広げていく際には、パートナーシップを組んで進めていきたいと考えています。ここでも、先ほど同様、松田さんが立つ意味は大きいですし、期待もしています。

MZ:アド事業進出に続いて大きな構想があるのですね。では最後に今後の展開について抱負をお聞かせください。

松田氏:ゼロスタートの強みは、なんといっても検索レコメンドのテクノロジーです。この技術力が高いからこそ、多くの企業から評価されているのです。私はそのテクノロジーの強さや優位性を、エバンジェリストとして、より一層多くの企業に伝えていきたいと考えています。

山崎氏:当社はやはりテクノロジーオリエンテッドな文化なので、ソリューションとして世に広めるところは松田さんの力に期待しています。

 まずはZERO ZONE ADについて、アド向けプラットフォームとしてもソリューションとしても、多くの企業の方に利用していただき、消費者・企業の間を最適に取り持つ存在になりたいですね。

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