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プッシュ通知の開封率70%、CVRはウェブの2倍超? ファストメディアに聞くアプリが与えるインパクト

プッシュ通知開封率70%、月次売上200%アップetc. 数字が示す威力

クーポン利用率42%を達成した「THE NORTH FACE」

 スマホのホーム画面から、ワンタップで全ての情報へアクセスする「タップ感」でのコミュニケーションを重要視している同ブランド。アプリ導入後はブランディングを意識しながらオウンドメディアとしても活用している。効果のほどは、店舗集客のためのクーポンを配布したところ、利用率は42%1か月で実に2万人以上が利用した。購入前の最後の一押しにアプリを活用できると実感できているという。

プッシュ通知の開封率70%を記録した「OLIVE des OLIVE」

 契約前にデモ版を体験して、導入を決めた同ブランド。アプリをダウンロードしたユーザーの45%が、実際に店頭でクーポンを利用しており、プッシュ通知の開封率は50~70%を記録している。2016年4月からは、会員情報と連動させたCRMとしてアプリでのマーケティング利用を活性化させる。

アプリ経由のCVRはウェブの2倍以上、ECモール「mix.tokyo」

 2015年、ユーザーのアクセス端末がスマホ:PC=6:4の比率になった時点でアプリを導入した同サイト。アプリのダウンロード数は1万(※2015年7月時点)でありながら、アプリ経由でのEC売上が平均月1,000万円以上CVRはウェブの2倍以上となっている。

 「アプリをダウンロードするというハードルをくぐってきたユーザーは、それだけエンゲージが高い。そのため、利用人数だけで見るとアプリがウェブに負ける場合でも、一人あたりの購入単価やコンバージョンレートは、アプリの方が断然高くなります。顧客のLTVを高められることが、各企業がアプリをインストールさせたがる大きな理由でしょう」(庵原氏)

売上が毎週200%アップを遂げた「AZUL by moussy」

  店舗とECの相互送客を課題に、アプリを取り入れた同ブランド。開封率40%以上というプッシュ通知を活用して、アプリ経由のEC売上が導入から数か月間、毎週200%ずつアップしていくという快挙を達成した。

 また、Instagramを連携させたINSTA+という独自機能を活用することでInstagramでは不可能だったコーディネート写真から商品へのリンクを実現。利用者が気になったら、そのままECサイトへ移動できる点が非常に好評だという。

40代以上への効果を証明した「NEW YORKER」

 アプリというと若い世代がターゲットだと思われがちだが、メインとなるユーザーが40~50代の同ブランドでも、プッシュ通知の開封率は50%以上という数字をはじき出している。会員のポイントの利用率や、オウンドメディア・ECサイトへの送客率も上がった。

 今後はCRMツールとしての活用を強化し、来店頻度や利用店舗別にアプリ上でのアプローチを行うことで、さらに深い顧客接点の形成を目指すという。

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この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター 出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2016/03/25 19:11 https://markezine.jp/article/detail/24017

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