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STEP-1: キーワードの選定

【YZ】 今回、オーバーチュアの推奨認定代理店である御社、セプテーニさんに出稿の管理をお願いしたのですが、具体的には、どのような手順でどのようなサポートをしていただけるのでしょうか?

【山口】 プロモーションの規模や目的によっても異なりますが、基本的には次のようなプロセスで出稿をお手伝いしています。

 ①インプレッションやCTRをチェックしながらキーワードを選出(2週間~1ヶ月)
 ②広告(タイトルと説明文)を工夫し、CTRを高める(2週間~1ヶ月)
 ③入札価格を調整し、予算効率を高める

 ①の段階ですが、まずはサイトを拝見しながらキーワードを選んでいます。『MONEYzine』は投資に関するサイトですから、「株」や「FX」に関連するキーワードですね。また、弊社がこれまでのコンサルティングで蓄積してきた施策からデータベース化されたキーワードがあり、それも活用しています。選定にあたっては、

 ・十分なインプレッションが稼げそうなキーワードか?
 ・CTRはどうか?(サイトとの関連性はどの程度か?)

 このような観点でキーワードを増やしています。
 まずはベーシックな広告を2種類用意して、これらのキーワードに対して出稿を開始します。1週間ごとに様子を見て、必要に応じてキーワードをさらに追加しながら、インプレッションが伸びるように調整するんです。

STEP-2: 広告の工夫

【YZ】 次の段階で行う「広告の工夫」では、どんなことがポイントですか?

【山口】 大事なのが、検索キーワードとタイトルとの関連性を高めること。例えば検索キーワードが「FX」なら、タイトルは「初めてのFXなら」とするなど、そのキーワードで検索を行うユーザーにダイレクトに伝わるような文言を入れるのが基本です。検索キーワードは、広告文の中で太字として表示されるので、サイト上でも目立ちます。こうすることでユーザーの関心が高まり、クリック率(CTR)が向上するのです。検索ユーザーの大半は数秒しか広告を目にしませんので、タイトルにキーワードを入れ込むことがクリック率向上の第一歩なんです。

【YZ】 なるほど。例えば『MONEYzine』にも、最近の出来事に関するニュースや、ベーシックな知識をまとめた連載、証券会社やFXのサービス会社の比較など、いろいろなコンテンツがあり、それぞれ読みたくなる時の気分というか、きっかけは異なるはずなので、最適な広告文を見つけることは重要ですね。ただ、メディアの場合、新しい記事や連載が頻繁に追加されますので、その都度きめ細かい工夫を行うのは大変そうです。

【山口】 そうですね。キーワードの選び方や入札価格などの工夫も大切ですが、それと同じくらい重要なのが、日々の運用を効率的に行うノウハウなんです。「キャンペーン」や「広告グループ」の切り出し方ひとつで作業のしやすさは大きく変わりますから。
 『MONEYzine』の場合、株・FX・副業など、サイトのカテゴリと対応させながら分類していますが、継続的な運用を考えると、連載や記事に紐付けてアカウントを整えるのも有効かもしれません。また、我々のような代理店は、システムを用いた自動化のノウハウも持っています。例えばECサイト向けに、商品のリストから自動的にキーワードや広告文を登録するしくみを開発するなど、独自のツールも工夫しているんですよ。

【YZ】 メディアの場合、商品リストに該当するのは、記事のタイトルや著者名、記事につけたタグなどでしょうか。CMSと連動させて、記事ページの作成と広告出稿の準備が同時に行えると便利かもしれませんね。

次のページ
STEP-3: 入札価格の調整

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

大正谷 成晴(オショウダニ シゲハル)

1973年生まれ。フリーランスライター・エディター。2001年よりビジネス誌を中心に活動を開始。現在に至る。趣味はサイクリング、料理、投資。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/09/16 07:53 https://markezine.jp/article/detail/2411

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