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『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

優れたコンテンツは人を呼び続ける、ファベルカンパニーが教える「検索意図を汲みとった」コンテンツ設計法

オーガニックでアクセスを稼ぎ続ければ、費用対効果は大!

 「きちんと企画設計されたコンテンツに投資をするほうが、広告出稿よりも費用対効果が良くなるケースもあります」と月岡氏は語る。例えば、今回リフォームしたコンテンツのターゲットキーワードに「ニキビ 薬」がある。リフォームの結果、ニキペディアは検索結果上1位に表示されている。

 「ニキビ 薬」の検索ボリュームは月間22,000回であり、リスティング広告を出稿すると推奨クリック単価は約200円以上(Googleキーワードプランナーより)のキーワードである。このキーワードで検索1位である時の流入数と同じ流入数をリスティング広告と獲得しようとすると、毎月数十万円~数百万円のコストがかかるだろう。しかしコンテンツが検索上位をキープすれば、そのコストは発生しないのだ。

 さらに、広告とコンテンツで狙うべきキーワードは違うケースも多いが、と前置きした上で「リスティング広告は出稿を止めてしまえば露出も流入も0になりますが、優れたコンテンツは人を呼び続ける。サイトやメディアにとって“資産”となるので、コンテンツは投資だと言えます。」(月岡氏)

コンサル、ハンズオン、完全受託、クライアントに合わせたノウハウ提供

 このように、集客力を高めるためにはユーザーの検索意図(インテント)を理解したコンテンツ企画が重要だ。そのプロセスを強力に支援するのが、自然言語処理技術を活用したコンテンツ分析ができるMIERUCAである。

 同社では、ツールの提供だけでなく、クライアントの社内でもMIERUCAをベースにコンテンツの企画設計ができる人材を育て、体制構築を支援するプロジェクトも行っている。もちろん、コンテンツの企画設計から制作、運用まで完全に受託することも可能だ。

 「コンテンツはやっているもののコンバージョンから遠くてどう評価すれば…というお悩みも多く聞きます。“コンテンツの価値は何なのか?”という問いにもきちんと応えていきたいですね。」と月岡氏。「コンテンツの価値は、単にコンバージョンだけではないはずです。どのような指標を、どう評価していくのか。きちんとKPIを定め、そこを一緒に目指すパートナーとして当社を選んでいただけたら。」(月岡氏)

 例えば、同社ではコンテンツの評価ポイントの一つに“再訪”があると考えているが、通常アクセス解析ツールでは分析が煩雑。そこでMIERUCAで簡単に閲覧できるよう機能実装した。「初回接触がコンテンツで、数日後に別のコンテンツに訪れている、というユーザー行動が生まれていれば、コンテンツの一つの価値となるでしょう。」(月岡氏)

 こうした定期的な機能拡張もあってMIERUCAの導入企業は着実に増加している。「これまで漠然としていた“コンテンツの質”という基準に、一定の指針を提示できているのがご評価頂けているポイントの1つではないかと思います。」(月岡氏)

 さらには、「MIERUCAの英語バージョン」の開発にも取り組んでおり、2016年秋にはアメリカのカンファレンスへの出展も決まっている。ファベルカンパニーの推奨する「ユーザーに評価される、価値あるコンテンツづくり」はこれから世界も視野に入れ、広がりを見せそうだ。

MarkeZineDayで『ニキペディア』のさらに詳しい取り組みが分かります!

 MarkeZine Day 2016 Autumnに月岡氏と元ニキペディア編集長の藤原 尚也氏の登壇が決定しました。本記事で紹介しているコンテンツ改善事例も含めて、より詳細に語られる予定です。ぜひ、講演にご参加ください!
●MarkeZine Day 2016 Autumn D-7セッション
『ニキペディア』編集長に聞く、コンテンツマーケティング成功のコツ

日時:2016年9月9日(金) 15:55~16:35
場所:ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区神田駿河台4-6)
入場料:無料
★お申し込み・詳細はこちらから

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この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター
出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2016/08/23 12:00 https://markezine.jp/article/detail/24901

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